2001.Aug,.26〜

 

Marina on front of Enpress Hotel (Victoria/Canada)

ヴィクトリアはエンプレスホテルの前のマリーナに舫う
ヨット・オリハルコン号

2001年8月26日07:00 ヴィクトリアを出帆する。

アメリカ各地寄港を断念して・・・・・・・・・・。

びん長マグロを釣った

懸賞つきクイズ

エンセナダ到着日月を当ててください。

 

kaizoku@seto.ne.jp 

 

  年 月 日  緯度、経度 気象・海況         解                  説
今回の航海の総評 ビクトリアから、メキシコエンセナダまで、ほんとはもっと早くついてやろうと 頑張ったのですが、結局13日もかかってしまいました。
  海は沖に行く方がどんどん快適だったので、結局180マイルも陸を離して走ったのですが、キャビンの中で、船長の置き土産のチェスを、ユウミに教えてもらいながら生まれて始めてやってみたりしました。 広い碁盤の目は、思ったより思う様に進めず、まるで海原に引かれた緯度経度の線の 様に見えました。 斜にしか進めなかったり、目の前に広がる海を進むのも、相手の駒の位置や動きの予想、等の条件が大きく影響するので、思う様にはいきません。
  今回の航海も、始めの2日はちょうど進行方向からの風に先の尖った波が加わり、雲もとても低く、進めずに苦労しました。 全体的に、風は良い風が吹き続いたのですが、後半は微風の真追い風が多く、追い風なのに、風が弱い為波により船がローリングする度にセールに裏風が入り、バシッ! バシッ!!と凄い衝撃で、マストやリギンを震わせる為、行きたい方に走るのをあきらめ、何日もコースを40°近くずらしてジグザグに走りました。 (時化の時より遥かに、マスト関係が痛みそう、、) 真向かいの風でのジグザグに始まり、追い風でもジグザグで何日も走るのは、 全くもどかしいものでした。 後20°くらい、風が違う方から吹いてくれたら、かなり違うのに、、。 もし、この微風の真追っ手の風でも、こんな波が無ければ、、、叉は、波はこのまま で良いから、もう少し風が吹いてくれたら、観音開きのまま、エンセナダまで真直ぐ 走れるのに、、、。
  ユウミの指導のもと、碁盤の目の上でも、相手の駒が横に並ぶ線を見ると、前線の雲 のようだ、、。なんて少し気を引き締めて、クローズホールドで一歩づつ、駒を進めて行きました、、。 途中、微風の真追っ手と真登り以外の時、特に夜は、持ち上げる様な波が消え、風のわりには走りやすく、縮帆をあまりせず、セールを平らにしてトラベラーを落とし、 ここゾとばかり走らせました。船内で寝ていたら、寝台急行に乗っている様な感じで ゴーゴーと音をたてて怖いくらいに走っています。 風が強い時は、3段に縮帆したメインセールでも低速が落ちず、9ktを越えたままでも、船尾からロープを流すととても安定して、微風の真追い風よりは快適です。
  そんなこんなでメキシコまでついて、港に入ると、そこは別世界。 シーライオンまで、アラスカやカナダと違い、とても陽気な感じです。 洋上では15分に1回は、他の船がいないかチェックしていたので、久々に、熟睡しました。  朝起きて見ると、港の前は陽気な音楽が流れ、太陽にあふれていました。 そのすぐ裏にはたこや貝類、さかな、サメにマンタetc、凄い迫力の庶民的フィッシュ マーケットがあり、日本の魚市場の魚臭さとは又違う、強烈だけれど、精気溢れる臭 いが立ちこめています。それは、製品化された魚が並ぶ魚屋とは違い、並んでいるの は、命”という印象で、とても凄みがあります。 こんなにメキシコが、シーフードが凄い所とは思いませんでした。 (アラスカは魚屋すら無かったのに、、。) 街角には、マリスコスといわれる、2枚貝をナマで食べさせる屋台があり、さすがに 異国情緒にあふれています。
  心配していた入国の手続きも、無事終わる事ができました。 今日の写真は、みんなで釣り上げた、あこがれのビンナがマグロです。 これまでカツオやシイラ、メバチマグロは航行中釣った事がありましたが 今回のが一番の大物でした。 しかし、予想に反し、全然脂身が無く、まるで刺身こんにゃくのようでした。 日本のスーパーや、回転寿司のマグロのほうが、遥かにおいしくて、吃驚しました。 おなかのあたりにあると思っていたトロを探すもありませんでした。今頃のマグロは、 産卵の後か何かだからでしょうか、 以前のメバチマグロはおいしかったのに、、、。 どなたか詳しい方、教えて下さ〜い。               
2001.Sep.7     エンセナダへ到着
2001.Sep.6 07:00 32-09N,117-50W

霧,1010Hp,NW-3,4.5Kn

17℃

到着まで後15時間前後とみている。現地の6日昼前後。 (注:あと15時間前後は・・日本時間 7日 午前3時前後では) 今、健一氏は就寝中、優美ちゃん・碧航君がワッチ担当。 霧の暗い海で何も見えない。 ウィンドベーンとオートパイロットで帆走している。 故障していたオートパイロットは健一氏が修理したので 3台を交互に使っている(結線の外れ)。
2001.Sep.5 07:00 33-20N,120-04W 曇り、1010Hp,NW-4,6Kn
,20℃
今朝の位置はサンディエゴの沖、サンタ・カタリナ島のチョイ 南、サン・クレメンテ島を左斜めに望む沖合60マイル辺りです。 エンセナダへ進路 130度で航行する。 今の予定では現地日付6日(木)の昼頃に、エンセナダに入港する ように時間調整も考えている。
2001.Sep.4 07:00 34-31N,122-31W 晴れ、1013Hp,NW-4,6Kn ・ 風に恵まれ昨日から145マイル帆走できた。 ◇ 現在100マイル沖合、しばらくこの距離を保って走る。 ◇ サンディエゴの沖の島をかすめ、後は一気にエンセナダへ。 ・ 順調なら2日半〜3日以内で到着できそう。 ◇ 優美ちゃん、今日はずーっと本読み。 ◇ 船酔いしない碧航君、運動出来ないので小食。
2001.Sep.3 07:00 36-07N,124-44W 晴れ,1014Hp,N-4,5.5Kn
昨夜は風が強くなり帆を4Pに絞り込んだ、また波も高かった。 (報せて貰った)NWS遠海波浪予報が役立ちました。
2001.Sep.2 07:00 37-40N,126-20W

晴れ、1013Hp,NW4,
5.5Kn,20℃

サンフランシスコを南へ越えた沖合 約150マイルの位置。 風が不安定で、弱まると波で船体が持ち上げられる。 夜間帆走時は健一氏が帆の調整、操船を担当している。
2001.Sep.1 07:00 39-20N,127-08W

晴れのち曇り1014Hp,
NW-3,5.5Kn,19℃

帆走中 船体乗員異常なし。 残航 約750マイル。 現在はEurekaとSan Franciscoの間の沖合、150マイル以上離れた海上。 24時間後にはSan Franciscoの沖合になる予定。 NWS海上予報概要を連絡。 金曜日から土曜日にかけて低気圧の谷通過に留意されたい。 北西の風 15〜20ノット、場合により突風に注意。 波高8〜10フィート。 電波状態急変にて終了。
2001.Aug.31 12:30 42-36N,129-03W

曇り,1010Hp,SW-4,5Kn,
17℃

2001.Aug.31 07:00 42-53N,128-47W 晴れ,1010Hp,NW-3,5Kn,
22℃
昨日の夜中、風の割には波のない海面を帆走した(健一氏)。 今朝早く流していたルアーに体長1mほどのビンナガマグロが かかった。寝ていた碧航君を起こして釣り上げた。 碧航君は釣りに興味があるので釣り担当。 にぎり寿司はまぁまぁの味。刺身は脂がのってなく美味くない。 こんにゃく」みたいと健一氏。若干を漬け込みにしてあとはすてた。
2001.Aug.30 07:00 43-00N,128-56W 晴れ、1012Hp,WSW2,5Kn 全員元気になった。 ジェネカーを張って快適に帆走している。 久しぶりの晴れ・・優美ちゃん、碧航君 デッキの上で遊んでいる。 カナダで数日 夏らしい日があったが長袖、今も洋上なので長袖です。
2001.Aug.29 07:00 44-40N,128-31W 曇り、1018Hp,NW-4,6Kn コロンビア川は過ぎた。サンフランシスコまで420マイル。 エンセナダまでは未だ海図確認していない。 到着は天候、風の条件で予定よりも先になるかも。 昨日は雨まじり、出航後まだ太陽を見ていない。 船酔いはだいぶ良くなった。
2001.Aug.28 船酔いで交信できず
2001.Aug.27 12:35  47-06N, 126-40W

曇り、1015Hp,S-3,5Kn

2001.Aug.27 07:00 47-23N,126-42W 曇り 1014HP S-3 5kn

うねり有り 若干船酔い気味で食欲不振 船体異常なし。 出航後約160マイル経過。 西海岸沿い100マイル辺り真正面からの風の ためタックしながら南下中。夜間は帆を絞って走る。メキシコのエンセナダ (Ensenada)まで約2週間の予定。 ハリケーンの季節をやり過ごすには早いが到着後は十分すぎる時日がある。

2001.Aug.26 07:00 48-25N,123-21W ヴィクトリア(カナダ・バンクーバー島)出帆 一路メキシコへ