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ニュージーランドから・滞在そして帰国への道

 
2003.Mar.17
皆さんこんにちは。 日本は春めいてきましたか? 卒業式の時期ですね。そちらのお天気はどうですか? こちらは又最近ずっと悪く、天気が良くなったかな、、、と思っても2日位しかもた なく又雨が降り出したりとぱっとしません。 今のところ、25日前後に天気を見てここから出国したいと思っています。 長い間お休みさせて頂いていましたが、又無線の方も再開させて頂きたいと思います ので、無線関係、シーガルネット、オケラネットの皆さん又宜しくお願い致します。 次の目的地はバヌアツで、約1300マイル位かな、、、と思います。 バヌアツの滞在は、一応補給と少しの休養と思っていますので、天気が悪くなければ、 1週間くらいを予定しています。 今年は、メルボルン大阪ダブルハンドレース(名前は変っています)が行われていま す。15日にメルボルを出発している予定です。 このレースは(5500マイル)もちろんノンストップですが、私達は何ケ所か寄る 予定ですが、殆ど似た感じになるようで、なん人かから「どうせ日本に今年6月頃帰 るのなら出場してみたらどうだ」と言われましたが、、、。 オリハルコンの予定は、、、。 バヌアツの後ソロモン、ヤップ、沖縄(6月中旬)の予定です。 沖縄では免許の更新等をして、台風を避けながら8月上旬に広島市に帰る予定です。 予定通り進めれるといいのですが、、、! 今年も異常気象でしょうか、、、? 最後まで、安全航海で帰りたいと思います、、、。
2003.Mar.9
エルニーニョ?で、出国後のハリケーンに神経を集中しています。 このたびでは、ここが僕達の南限で、あとは北は北へと、 一歩づつ、日本が近くなる事と思います。 出港が遅れましたので、途中の島に寄りながら、 デイセーリングをつなぎ、ワンガレイに一周間後 位に入り、ここで出国しようかと考えていますが、 問題は、天気です、、。 お陰でここまでこれました。励まし、応援、 いろいろありがとうございます。 想像していたアラスカ、南太平洋。地球、自分自信、、。 いろいろと、いろいろでしたけど、、やっぱり出てみないと、 分らんッすね、、、。 今回の旅で分かったのは、2年や3年では、何も分らない 事が分かったという感じでしょうか、、。 貴重な経験が出来た事に感謝しています。 〜   〜   〜 僕にとっての桃源郷は、特定の場所ではなく、 それを探し求める事ができる、オリハルコン”かもしれません。 (家族の笑顔は、コンパスであり、バロメーター。) 探し求め続ける’事が、、たどり着く事、のような気もします。 ここだ!という場所は、見つかりませんでしたが、 自分は何を知りたいのか、それには何が必要か、、 という事、自分はどこへ行って何をしたいのかは、 持って帰る事が出来そうな気がしています。 今回、ハードルは、 現地での収入、、ですね〜。 不法労働と、労働ビザ。移民局。 短期旅行なら問題ないようですが、 近年、急速に厳しくなっていると聞き、 昔の航海記のようにはいかない印象でした、、。 クックやツアモツでは、村もない島や自然公園の泊地を選んで回った こともあり、半月前後、野菜や、果物、肉、水、何も手に入らず、 海からとれる魚や貝、椰子の実、をたべて過ごしてみる事が出来、 その暮らしを、年中しているただ一人の住民の人と過ごしたり、 とても良い経験が出来、色々考えさせれらました。 > > 一たび帰国すると、二回目はなかなか難しくなります。 > > もっと旅を楽しんでも良いかな・・・・・・・・と思います。 ぜったいに二回目もやりたいですね。 どうです、皆で準備して、それぞれ、やりませんか!?               ”オリハルコン” 山下 健一   

2003.Mar.7
皆さんこんにちは。 海には帰ったんですが、なかなか出港できません。 ライフラフト(救命筏)を日本到着後の船検に備えるため検査に出し、帰ってくるの を待っていたんですが、やっと昨日届きました。 後は、こちらで持っていたセールを少し作り直してもらったんですがちょっと問題あっ たりで、思ったより時間がかっかってしまいました。 後最後の買い物をして、出港準備は終わり、という所でしょうか、、。 でも又前線が近づいていて、天気が崩れそうです、、、。 この前線が通過して、天気が持ち直したら出港しようと思っています。 9日(日)には天気も回復すらしいので、9日か10日に出港を予定しています。 Tauragaを出港したらしばらくメールの接続ができなくなるので、出航前にもう一度 メールできれば、、、と思っています。 ここを出港したら、ゆっくりと北上し、Whangareiに向かう予定です。 時間等の都合では、Whangareiから出国しようかな、、、と思っています。 Taurangaの街には予定より長い滞在になりましたが、静かで、何となく落ち着く感じ で気に入りました。 地元の人に、グリーンマッセル(ムール貝の一種)を生で食べさせてもらい、それ以 来主人は気に入って、先日これをお寿司にして食べてみようと作ってみたら、とても 美味しかったです。 買っても安く、200円くらいで家族が食べれると思います。 グリーン以外のマッセルは、生で食べると苦く美味しくない様です。 ニュージー滞在も後もう少しになって、美味しい食べ物発見!というかんじです。 日本も春が近づき、少しづつ暖かくなってきましたか?! 野草の季節ですね、、、。懐かしいです、、、! 優子
2003.Feb.27
皆さんいかがお過ごしですか? オリハルコンはやっと海に戻りました。 ここ何日か天気が悪く、予定が思うように消化できず、海に下ろすのが遅くなってし まいました。やはり、陸の上よりも海の上の方が落ち着きますね、、、。 出港準備をしていますが、天気も悪いので、Tauranga出港は月曜位になりそうです。 出発前には、メールでお知らせ出来ると思います。 ここを出ると、又メールの接続はしばらくできなくなると思います、、、。 それから連絡が送れましたが、コンピューターの写真等をCDに焼く機械(CDR)を支 援金から買って送ってもらいましたが、無事つかえました。お陰様で、もしコンピュー ターが壊れても今まで取ためた写真を無くさずにすみます。 船長、支援して下さった方々、皆さんどうもありがとうございます。 お礼と御報告まで、、、。 ・・・優子

沢山の本をありがとうございます。 漂流の本も二冊あり、思わず、現実を思い出し、気を引き締める事ができました。 西風号”、ちょうど、このマリーナを散歩中、子供と絵本の話しになり、 あの絵本はよかったよな〜と、話していたのですが、手元に届くとは 思ってもいませんでした。 ちなみに、我が家での一番好きな絵本は、「おんぼろヨット」という、世界一周から ふるさとの漁港に帰り着いたおっさんと、海を回っている間に生まれ、(今七歳?だっ たかな、)育った少女とのすがすがしいふれあいの物語です。 本や絵本、アニメ等の力って侮れませんよね。 僕は、知性をあまり鍛える方ではなかったので、本はあまり読まなかった方かもしれ ませんが、小学校の頃、どこでだったかは忘れましたが、ヨットの単独航海の記事を 見て、そんな本を読んでから、、気がついた時にはもう、太平様単独航海をずっと肌 身はなさず、ここまで来てしまいました。 それらの海の本を、太平様の寄港地で読むというのは、又なんとも言えないものがあ ります。 同封して頂いた、スティーブンスの「宝島」 中学生の頃、杉野昭夫という人が描いた、立体アニメのシリーズがありました。 そのシリーズの中で、主人公ジムホ−キンスが、例のりんごダルの中で 反乱の話しを聞くシーンがあったのですが、その時の背景の、夜の外洋の波の描写 を見て、どういう訳か感動し、かならず、こんな波を実際に自分の船で見にいくぞ と、心が固く固くかたまった、思い出の作品でもあり、全13巻を何十回くりかえし てみました、、。 その後、子供向き、大人向き?、翻訳者の違うものと、本もよみました。 今回、太平洋縦断中に読む「宝島」は、自分の心にどう映るのか、楽しみです。 先の、杉野昭夫の「宝島」、人間にとって夢とは、宝とは、、、。 もし気が向いた(おひまな)方がおられたら、 海に出る気持ちを、必ず出るぞと、完全に固めた硬化剤となった、 立体アニメの「宝島」(杉野昭夫’監督作品は、実は今でも僕のバイブルです。) 13巻を、見てみて下さい。 大きなレンタルビデオやさんには、置いてある事があります。 アニメながら、映画「白い嵐」や「P・ストーム」よりは 潮ッ気があるとおもっています。 そんなこんなで、お陰様で、だいぶ、オリハルコン本棚も、素晴しいコレクション をそろえ、太平様をもうすぐ北へ向けて進路を取ります。 今回、NZでは、坂井さん、片岡さん、空手道大道塾のN師範からも、荷物を受け取 る事ができ、とても幸せ者と感謝しております。 それから実は、皆さんからのメールも楽しみなんです。御存知でしたか!?(笑) そういえば、「ニュートン」もはいっていました。 少しは教養も付けながら、走らんといかんっすね、、。 (絵が多いので助かっています) タウロンがも後予定では数日の滞在です。 ここはメールはつなぎ易いので、どんどん声を聞かせて下さい! 健一
2003.Feb.24
皆さんこんにちは。 まだ陸にいるオリハルコンです。 21日位に下ろしたかったのですが、天気が悪かったりで仕事がはかどらず、延び延 びになっています。 ちなみに今日も雨で仕事が殆どはかどりませんでした。 22日には、地元のセーラーが丸一日観光に連れていってくれました。 ニュージーランドにも沢山の火山があり、又温泉があるようです。 それから、新田さんのメールでこちらの住所と、いつまで荷物を受け取れるかを知ら せて下さいとありましたが、ここのマリーナには後1週間以内の滞在になると思いま す(5か前後)。 日本からの郵便だと1週間位かかると思いますので、残念ですがここでは無理だと思 います。 ここに着いてすぐ、ここのマリーナの住所はメーリングリストの方に連絡させてもらっ ていたのですが、、、。 (12月23発信 from tauranga,NZ) 次に寄る予定の街Whagareiで荷物の受け取りが出来ないかと、今検討しています。 はっきりしましたら又メーリングリストの方にお知らせさせて頂きたいと思います。                             優子
2003.Feb.17
日本は一番寒い時期でしょうか?! 皆さん風邪等ひかれていませんか?  私達は元気に暑い夏を過ごしています。 ニュージーの夏は寒いな、、、と思っていましたが、最近急に暑くなり、泳ぎたくなっ てしまいます。でも風は冷たかったり、朝晩は寒かったりしますが、、、。 ここTaurangaは冬も寒くないし、とても過ごしやすい所の様です。  Around Aloneも嵐の様にさって行き、とても静かになりました。 色んな船を見て、サポートしている人やスキッパーと話し、とても良い経験ができま した。 主人と優美は白石さんの船の試運転にも乗せてもらい、舵も少し取らせてもらったよ うでとても良かったです! 今回で思ったことは、、、Around Aloneはもうプロの世界、、、お金が沢山かかる、、 、ということです。 壊さない様に走るのではなく、壊れたらスタッフや専門家が飛 んできて修理する。(お金!)というふうに感じました。 特に60フィートクラスはスキッパーが船で作業しているのは、殆ど見ません。  私達のAround Aloneは終わりましたが、レースの関係者はまだまだですね。 スキッパーの皆さんも今頑張られていることと思います。 サポートの方達も、一旦自国に帰りちょっと一息、一ヶ月もしたら今度はブラジルへ 行く用意をされるのでしょう。    私達は今船の整備と、今年日本に帰るため、船の検査など事務的な事を調べたりし ています。 船を持たれている方は良く御存じと思いますが、なかなか面倒です。    今年日本に帰ったら、どんなカルチャーショックを受けるのかな、、、?! 子供も学校生活が始まり、(碧は日本の学校は初めて)慣れる迄大変でしょうね! 勉強も遅れているので、先生方にもお手をかけることになると思います。  後4ヶ月もしたら日本に居る事になり(あくまで予定)、何となく複雑な心境です。  ニュージーランドもとてもいい所です。ここTaurangaは特に住み易いの様に思いま す。ここも後1週間位で出て、少しずつ北に向かいたいと思っていますが、準備がも う少しかかるかも、、、?  又ここを出る前にはメールさせて頂きます。 今日は写真を一枚添付致します。 タウロンガ在住の日本人セーラーの尾関さんがとって下さった写真です。 もう15年くらい前に、御夫婦で南太平洋を廻り、今はタウロンガ に自分達で建てた家と、愛艇との間をいったり来たリのセーラーです。 写真は、左から、白石さん、ひとり飛んで山下、ペンギンの岩佐さんです。    オリハルコン 優子

2003.Feb.14
メーリングリストの皆様、山下です。 貿易風の後は、とても不安定な微風とスコールの海。 スコールは突風を伴うことが普通のようで、 微風を拾ってフルセールで2ノットくらいで夜走っていて、 突然の突風で、船は一気に大きくヒールして、、、 ここらの突風は、そよ風から、ほんとに突然15m位の風がやってきます。 真っ暗な闇の中、跳ね起きてキャビンの外に出て、 ライフラインにハーネスをフックして、通常とは違い、ジブシートも一気に出して からリーフにかかります。 デッキワークを終えてキャビンに戻ると、もうびしょぬれです。 その時、アリューシャンを思い出しましたが、 風の重さも波も違い、同じ様に飛び出してのデッキワークも、 高緯度の海とは大違いで、何となく楽しいのです。 夜光虫の夜の姿は有名ですが、 昼、まるで青いオパールの様に光る小さな生物が 海の中に沢山いたことがありました。 透明な海の碧を結晶化したようなその生き物に、 家族全員、しばし見とれていました。 僕達はそれを、昼光虫とよんでいます。 夜、赤道付近で見た海中の発光も、忘れられない神秘的な思い出です。 オリハルコンの周り、海の中で、まるで小さな稲妻のようなというか、 夜光虫が何かに反応しているんでしょうが、 あちこちで、瞬間的にその部分だけが電気のショートの様に強く光るのです。 まるで水中の地雷原が爆発したのかというような、、、。 今迄、大きな泡の様に水中がボワ〜ンと光るのは見たことあったのですが、 こんなタイプは初めてでした。 (正体を御存じの方、教えて下さい) しかし赤道付近もスコールの時は思ったよりも寒かったです、。 ゆうみは天然のシャワーが大好きで、スコール雲を見つけると、 進路を変えてシャワーを浴びようと、命ずなを腰に巻いて よく一番長く外に出ていました、、。 今日は1枚写真を添付致します。 これは、赤道の手前の貿易風での帆走シーンです。 10〜15m/秒の風が3日間一時も休まず吹き続けました。 マストへの負担を心配し、2段に縮帆したメインでの デイラン最高は190マイルでした。

2003.Feb.4
皆さんこんにちは。 先週オリハルコンを上架し、今は船で陸の生活をしています。 先日メールしましたように、修理ではなく少しの改造と、毎年恒例の点検、ペイント の為の上架です。 船底をやっときれいにし終わり、今度はペイントです。 荷物も増え、子供も大きくなって?船はだんだん重くなり、水線をもう少し上げてペ イントしても良いのですが、日本の出港前より、水線を20・すでに上げているので、 もうこれ以上あげたくない!と荷物を減らし船を軽くする事に頑張っていますが、、、 なかなか軽くなりません、、、。(出航前までにはもう少し、、、) Around Aloneの船も、今月9日のスタートに向け大忙しのようです。 日本艇も毎日朝早くから遅くまで頑張られていて、皆さんお疲れのようです。 主人も時々手伝いに行っています。 白石さんは、整備が終わったらレースが始まるのですから、ゆっくりする時間はある のでしょうか、、、?! 次のレグは、一番長く大変な海のようですが、、、。Taurang-Salvador(Brazil) 参加艇なん艇か、中も見せてもらい、スッキパーとも顔見知りになり、とても良い刺 激になりました。 皆キールが長い!60・の船だと、4、5メーター(ドラフト)クルージ ングには向いていないようです。 それから間世田さん、Around Aloneのhpや日本の近況等お知らせ下さりありがとうご ざいます。 ここは船を海に置いとくより、陸の方が安い様なので、ゆっくりじっくり作業をして いきたいと思います。 それでは皆さん日本はまだまだ寒い毎日の事と思います、風邪等ひかれませんように。 オリハルコン 優子
2002.Dec.31
皆さんお変わりございませんか? 子供達も、元気に友達と毎日忙しく遊んでいます。 いよいよ今年も終わりますが、皆さんのお陰で、今年も家族一同楽しい年を過ごす事 ができました。ありがとうございます。 Taurongaに着いて早くも1週間以上が経ちます。私達のいるマリーナからは街まで歩 いて30分くらいですが、大きな街のようで、歩いて廻るのも楽しいです(疲れます が)。 ここのマリーナにはあまりよそから来た船は居ないようで、地元の船が多い様です (Aucklandまでは他の国から来た船も多い)。静かな感じのマリーナです。 ここにいる間に船の改造をしたいと思っているので、その方に手が取られ、メールの 方になかなか手が回りません、申し訳有りません。 ここではメールの接続はマリーナのオフィスで電話の回線を借りれたのですが、写真 を送ろうと思っていたのですが、先日知り合いに写真を送ってみたら、小さい容量に してにも一枚送るのに時間がとてもかかり、おまけに途中で接続を切られてしまい、 結局送れませんでした。写真を送るのは、他に回線をかしてくれる所を見つけてから になるので、叉少し先になりそうです。 来年も宜しくお願い致します。  オリハルコン
2002.Dec.23
Merry Cristamas & Happy New Year!! 皆さんおしそがしい毎日をお過ごしの事と思います。 私達は22日にTaurangaという街につきました。 Whangareiのマリーナを18日に出て、Whangareiの街は川を3時間程遡った所にある のでその河口で1泊し、グレートバリアアイランドに行き(向い風で予定では10時 間で着く予定が12時間かかり、とてもくたびれました)、1日休養して翌日出発、 24時間後にTauranga着という感じです。  Whangareiからここに来るまでの航海は、ずっと向い風で、波も悪く私はお決まり の船酔いになり、ほとんど寝て過ごしました。(私の船酔いは寝てればOKです) ここでは、さっそく船の整備改造を開始しました。 今はステイ関係、舵、レーダードームの位置がえ、 (うちのは前に出過ぎているので、タックの時、ジブがひっかかってしまう) オートパイロットをやっています。 オリハルコンは同じ様なコースを走る他の船と比べて、ほとんど大きなトラブルや破 損もないのですが、(船が軽い事が大きな原因のひとつかも) ここタウロンガで、これ迄に気付いた細かい改造箇所、大きな改造、と、 整備項目2ページ分を目標に、一心不乱に?やる予定です。 (ここでは旨そうな貝や魚がとれそうにないので仕方有りません。) これ迄の、オリハルコン船体、装備、外洋のロング航海で、 はたして実際どうだったか、太平洋で実際に見る、クルージングヨットの今昔、 方向性も含め、レポートしたいと思っています。 (観光旅行記書いても仕方ないでしょ、、) オリハルコンの様なタイプの船と、純クルージング艇に近いタイプの船、 同じ外洋を走るのに、走らせ方のちがいと装備について、、。 オリハルタイプの船で外洋に出るには、どこをどうして、どう気をつけなければいけ ないか、、。そしてその実際の報告。 どんな装備が良くて、どんな装備がダメだったか、、。 アンカーリングシステム。 太平洋で出会った、ユニークな発想のボート達。 (現在3艇、ビデオと写真、ユウミのインタビューで、取材記録中。) あくまで中間報告(含、独断と偏見)ですのであしからずですが、、。 (整備が1番、メールが2番、もう少し時間を下さい)
2002.Dec.17
皆さんこんにちは、今年も終わりに近づき忙しい毎日をお過ごしの事と思いますが、 いかがでしょうか?  私達は今、Whangareiと言う街に滞在しています。 ここでは久し振りにマリーナに船を止めています(と言ってもポールに船を舫うので、 上陸にはディンギーがいります)。 ここのマリーナは、街にとても近く、買い物にとても便利なので、少し食料品等を買 い込んだり、子供たちはウインドーショッピングをしたりしたいと思っています。 ニュージーは、港に船を泊めても、買い物をする所があまり近くに無く、車が無いと 少し不便かな、、、という気がしますので、買い易い所で、日持ちのするものは買い 込んでおこうと思います。 後ここにきた理由は、以前カナダでアメリカのイミグレションの問題が出た時、力に なってくれて方が、偶然ニュージーに来ることになっていて、Whangareiに来ること になっていて、そのかたとお会い出来るよう日程を合わせました。 二ヶ月位かけてニュージーを旅されるようで、また今は御主人お一人で、一月には奥 さんも来られるので、又どこかでお会い出来ると良いな、、と思っています。  今日は、今年こそは忘れないようにと、日本から持って来たクリスマスツリーをテー ブルに飾りました。今年はどんなクリスマスになるのか、また新年はどんな歳になる のでしょう、、、?  一応来年で日本を出て3年になりますので、ニュージーから日本に向け帰ることを 考えています。でもニュージーを出港できるのは早くても4月上旬、日本には6月中 に入国したいので(ハリケーン等の関係上)2ヶ月でニュージーから日本となると、 少し厳しいかな、、、という気もしていますが、検討中です。 優美も来年中学に入学予定ですし(ちゃんと入学できるのかしら?)  ここを出たら、クリスマス前にTaurangaに入りたいと思っています。 Taurangaでは一ヶ月から一ヶ月半くらいの滞在になるかな、、、と思います。 TaurangaではAround Aloneのレース艇が来るので、楽しみです。「関係者以外立ち入 り禁止」となって船が見れない!ということが無いように祈っています。 その船は、オリハルコンをほんとに極端にしたようなというか、空飛ぶ円盤?の様な 船で、もともと健の憧れの様でしたが、(いつかはそんな船に乗りたい為にオリハル コンを選んだようです)雲の上の船”という感じで、自分には関係ないと言う感じだっ たのですが、。  いつもそんな船の写真を眺めては、セーリング中はセールカーブがどうのと言いな がら、、ひとりデッキを行ったり来たりして、船を走らせています。  そして、そんな船を実際に見る為に、わざわざニュージーに寄り道することになっ たのですが、、。子供も父親同様、そんな船が好きなようで、とても楽しみにしてい る様です。 健いわく、「腕も金もないから丁度良い、オリハルコンで10年くらい、きっちり腕 を磨く」とのこと、、。どうやら将来、欲しいと思っている様です。? 又、Taurangaではとても仲の良いアメリカの船(子供が二人いる)、[ATHANOR]に会 える予定なので、子供たちも楽しみにしています。Opuaでもいっしょで、Bay of Islandでは子供だけでキャンプを楽しみました。アンカリングした入江が公園になっ ていて、ビーチにキャンプ場があり、テントの周りには羊がいっぱい、子供たちは楽 しんだようです。 お陰様で、家族一同良い体験をさせて頂いています。  それから船長、福山の櫛部さんより新しく支援金を頂いたとのこと、日本は景気が 悪いという中本当に沢山の方にご支援頂き、ありがたい限りです。 支援金をどこへ送ったら良いか、ということでしたが、私の実家の方に送ってもらえ ないでしょうか?送金の方法等については、実家と連絡を取って決めていただければ と思います。(私から、船長の方に連絡をとってくれるよう実家に連絡しておきます ので) 今、コンピューターが日本に帰り付く前に壊れたりした時のため(たぶんそんなこと は無いと思いますが)バックアップとして今コンピューターに入れている写真等をCD にコピーしたいと考えています。こちらで買うより、日本で買った方が良いものが安 く買えそうなので、買って送ってもらおうと思いますので、そうゆう費用に支援金を 当てさせて頂けないかと考えています。  宜しくお願い致します。  また今年が終わる前にはメールを送れると思います。 お忙しい事と思いますが、皆さんお体に気をつけられて下さい。 優子
2002.Nov.24
皆様いかがお過ごしでしょうか?!  メキシコを出港して以来dionのアドレスにアクセスできず、メールを受け取ること が出来ませんでしたが、ここN.Zでやっと受け取ることが出来ました。メキシコから なので約半年、全部dionが取っててくれるかな、、、と心配していましたが、きちん と全部あったようで、270件を超えるメールを受け取りました。  という訳で、どうにかメールも上手く行きました。只繋がせてくれるところがある かどうかというのが問題なのですが。  インターネットカフェにも電話線が使えるところもありましたが、船を泊めている ところからは近くないので、あまり行けません。今のところ、こちらで知り合った、 近くに住まれている日本人の方にお願いして、電話の回線をお借りしています。  まだOpuaにいます。 なかなか出港が延び延びになっています。 ダッチハーバーにいった時お世話になったN.Z家族と連絡がとれ、遊びにいらっしゃ いとの事で、先週4日程いって来ました。 車で1、5時間位北に行ったところで牛の農園をされてて、優美と同じ年頃の女の子 がいて、ダッチハーバーでも一緒に遊んでもらいました。 子供達は、広い牧草に犬と散歩し、馬を見せてもらったり、ハリネズミを見つけたり と、たのしい時間を過ごした様です。 その家族は、3月に80・以上のヨット(うちのは35)でダッチハーバーに来てい て、うちと別れた後、北西航路(ダッチハーバーからグリーンランドまでの氷の海) を行き、ケープホーンを廻り、南極に行って去年N.Zに帰って来たという、凄い家族 です。(ヨットに興味の無い方にはあまりピンとこないかもしれませんが、冒険ヨッ ト乗りには凄いところです) またN.Zを出る前に、もう一度会えると思います。  それから今ここに日本艇が6艇います(うちを含め)。 1艇は、もうここに船をおいて、N.Zに住まれている方(April 4th 2)後は旅の途中 の5艇。それからここの近くに住まれている日本人の奥さん、アメリカ人の御主人の 方も船を持っていて、船は長崎のハウステンボスに置かれているとのことです。  こんなに日本艇が集まったのは、初めてです。  子供は、一番中の良い友達(s/v ATHANOR)とここでも会え、毎日遊んでいます。  12月の末にはTaurangaに行きたいので、そろそろここも腰を上げないと、、、と 思っています。 途中、島に寄ったりしたいので、後1週間以内に出ようと思っています。 ここも予定より長い滞在になってしまいました。  先週までは、毎日のように仲の良いカナダ艇の子供達(大きな16才 17才 、 12才)と健は、空手、ボクシング、レスリング、と色々な格闘技の練習をしていま した。その家族は1週間前に出ましたが、またTaurangaであう予定です、(私も奥さ んに太極拳を少し教えてもれたりして)  何艇か仲良くしてくれる船も出来、たのしい旅を続けさせてもらっています。  12月もすぐですね、日本も暮れが近づいてくるので、皆さんお忙しくなってくる のではないでしょうか?  こちらはやっと最近温かくなって来て、夜もヒーター無しでも平気になって来まし た。今年は例年より寒い様です。日本はずいぶん寒くなって来たと思います。皆さん お体に気をつけられて下さい。   追伸; 今年は水着姿のサンタさんが見れそうなので楽しみにしています。 * * * * * *    Yuko.Yamashita