ヨットファミリー山下一家の  ピーターズバーグまで

2000.09/30〜

 

 

 

2000.10/5

ピーターズバーグ

熊の入り江
トレーシー
トーテンムポール
8/16 グレッシャーベイから

皆さんお元気ですか。 私達はやっと目的の場所に着いて、今から楽しんで色々なものを見て廻ろう、、、と い

う感じです。

 ここに着いた日には、とてもきれいなオーロラが見れました。そして 今は、氷河の前にアンカリングして居ます。

今日は久々の雨と濃霧なので、ゆっくり とメールを書く事にしました。

 まだ鯨やシャチ等はあまり見ていないので、近いうちに晴れたら見に行こうと思っています。氷河は、とても青く

感激です。

やっとここま で来れた、、、という感じです。  写真だと、どうしても色が出てくれないので残念です。ここで後何

日かゆっくりして、インサイドパッセージを南下しカナダに向かいたいと思います。

 ここグレーシャーべイでは電話回線は使えそうにありませんので、メールを遅れるのはいつになるか分りませ

んが、いつでも遅れるように、写真等をとってパソコンに入れておきたいと思います。(もしかしたらテレビ局の大

西さんから先に写真が届く かもしれませんね。)

 先日、大西さんよりふるさと宅配便を受け取りました。  梶田先生 優美も夏休み帳を喜んで(?)受け取って

いました。

あとプリントも色々と一緒に送って下さりありがとうございます。小学校の様子が分り、とても栗谷を近くに感じる

事ができました。  能美校長先生 ふくろうのお守り等ありがとうございました。優美と碧2人でわけていました。

 坂井さんからも地図のソフト、出港の時の写真等お頂きました。 ありがとうございました。                     

                                                             優子

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 『原野の入り江』

 御無沙汰しております。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 ようやく、北太平洋をひとまず終えて、今回の目的地である、インサイドパッセージ の入り口に入る事ができ

ました。  今の一番の気持ちとしては、ここまで無事に来れてほんとに良かったという事です。 次に、自然を楽

しむ、、というより、正直、強風と大波から守られた海域についた事がとにかく嬉しいです。 とにかく、それが一

番です。               

 コディアックからここまでは初めて、最期まで海が荒れませんでした。  大陸へ着く前日、まだ陸まで150キ

ロある地点でサンセットの時間に、東の雲の上に黄金色の岩と雪の山の頂きが見え、幻ではないかと目を疑い

ました。 それ以降、自分の目や、感覚を疑う事がたくさんあり、不思議の国に迷い込んでしまったか、、もしかし

たら、僕達は北太平洋の嵐で沈んで、天国(地獄では無さそうだ、) に来てしまったのか、、というのが今の心境

です。  オーロラも、夏は見えないと思っていたのに、なんと、海の上で見てしまい、、さっ き書きました山の頂

きにしても然り、、僕の常識のものさしではついていけない事が多く、リアルな地球と、知っているつもりだった地

球とのギャップに戸惑いっぱなしです。  それから、催眠術にでもかけられたのか、、と思うような理由はまだあ

ります。  いまヨットで海にいるのに、山をリアルに感じてしまっています。

というのも、海のすぐたもとには、技術的にもおもしろそうな2〜4000メートルの岩と氷の名も知らぬ山々がぐる

りと取り巻いているのです。 そんな山の誘惑に乗る気は起きませんが、ついつい、今までの習慣で、ルートを読

んだり、凄い壁だなー等と、とても豊かな気持ちになってしまうのです。  ヨットで移動するわずかな距離の中に、

凄い形の氷のピークや岩壁がいくつもあるのです。この狭いエリアに、もし、日本百名山をもってきたら、順番は

どう入れ代わるだろう、、。   「本当に山に魅せられた者よ、ここに来い、自然に憧れ、山に生きたいと想う愛   

すべき仲間よ、此処へこい。」口に出すまでも、僕の心は、山鳴りのごとくそう響いているのですが、この心の声

が聞こえますでしょうか、、、。ここには、人々の暮らしのすぐ後ろに、そんな自然があるのです。(もちろん、お

花畑と雪渓の、美しい山もたくさんあります。)  それから、海の色が不思議です。上品なグリーンに、微炭酸の

クリームソーダの白 をまぜたような、、もしこの水をカクテルグラスに入れてオブジェしてもらったら、 どんな名

前をきく事ができるだろう、、。  

 ここ2日、氷河の入り江にアンカリング中です。山々につもった雪が圧縮され、濃 いブルーになりながら谷を

下り、海に注ぐ風景です。太平洋にしても、考えてみたら、 大きな水たまりです。 そんな当たり前の事なのに、

僕は違う何かを考えていたのでしょうか、、。

 ゴムボートを膨らまして、氷の浮く入り江の岸に上陸しました。たくさんの流氷の 間を漕いで行きます。良く見

ると、透明な氷の上には、まるで水晶の原石のような結晶が沢山できていました。  今僕達は、公園施設から遠

い、原野の入り江にアンカリング中です。 ふかい霧の中、雷鳴のように響く海に落ちる氷河。バラバラとデッキを

打つ雨の中、 遥か上空の峰から低く風の音が聞こえます。     

                8月16日   ”オリハルコン” 山下 健一    kens-sea@d7.dion.ne.jpーーーーーー  

8/9 エルフィン コーブから

 皆さんこんにちは いつもお世話になりありがとうございます!!

今回コディアックを8月5日午前6時に出港しましたが、誰にも連絡をしないまま出港してしまい、御迷惑を

おかけしてしまいました。申し訳ありませんでした。

9日午前8時30分頃ここElfin Coveに無事つきました。  ここでは、B.S朝日のスタッフと落ち合う事ができ

ました(石川さん、間世田さん 無線での連絡ありがとうございます)

コディアックを出港してここに着くまでの5日間は、あまり風もなく半分程エンジン に頼っての航行でした

(早く着きたかったので)

 ここに着いた日は、霧が濃くきっと氷河等の雄大な景色なんでしょうが、見えませんでした。

 10日には、グレーシャーベイに入港です。

今度は、鯨や、ラッコ等の動物、そし て氷河が見れると思いますのでとても楽しみです。  無事到着の報

告まで、、、。

                                     8月9日 優子

8/4 コディアク島から

オリハルコン山下健一

その2

海族石川様、皆様、 いつもメッセージをありがとうございます。

僕達もだいぶ疲れ もとれました。

僕達の行動パターンを報告しますと、大体、着いた日は船を安全にと め、手続きや、全体の把握、食べたい

ものをとりあえず買いにに行く、、で終わり、 2日目にかけて泥のように眠ります。3かめくらいに、ひつような

もののかいだしと、 めーるのかいせんをさがし、さまよい、運よければ、その日にできる事もありそうですが、

今回も、一筋縄では行かず、、2ひねり程ありました。

コディアックには、図 書館や、本屋で、パソコンを貸すサービスがあるのですが、パソコンの持ち込みは不

可で、i-bookの接続は出来ず、結局、知らない人の回線を20〜30分貸て頂く事になり、今のところ、いい方

法を探している感じです。

 4日目くらいで、ようやく、かたずけや、疲れがとれはじめるという、ローペース なので、もう少し速くしなけれ

ば、、と少し焦りぎみです。

 今、クルージングワールド誌のライターをリタイヤした、地元のヨットの御夫妻と知り合い、色々、情報を教

えて頂いていますが、今晩から、45ノットのゲールになるから2日は動くな、と知らせがあったのをいい事に、

ゆっくり、メールでもして、 図書館のパソコンで、天気でも調べにいこうと考えています。

まだ、アラスカの気象ファックスの呼び出しが上手くいかず、早くマスターしなければ、せっかくのイッシー船

長からのお宝が、、と思っています。

ダッチまでは、とてもとても助かりました。

> 入港の前日は、随分陸岸へ近寄りましたね。
> 小さな地図で見ていると岸へ乗りあがったかと間違えるくらい近かったで
> す。

  はい。心配かけてすみません。前々日は、北西の風による悪い波から早く島陰のブランケに入りたかっ

たので、風向きの変化を気にしながら岸よりを走り、前日は、無風のベタなぎだったので、逃げ出す用意を

整えて、灯台の明かりとレーダーで、 結構岸よりを走りました。  ベーリング海に入り、ダッチ入港前日も、

台風3号だった低気圧の時より、短時間でしたが、時化られ、ブランケにもかかわらず、波が打ち込んでき

て大変だったので、 風上の陸まで5マイル以内に寄って、4pメイン1枚で朝まで凌ぎました。

   ダッチからここまでは、海底の地形と緯度が、南米のホーン岬と良くにています。 違う点は、風向きと

強さがころころ変わるところで、それにより、波がホーンのように 発達しないものと思われます。しかし、南

気の強風が2〜3日も吹けば、海底はホーン並、岩礁はそれいじょうとおもうので、そういう状況になった時、

どう切り抜けるか、、その前にどうそれを感じ取れるか、、そのへんのシュミレーションは、 BIG-WALLの登

攀を思い出します。

> 充分補給をして第三ステージに乗り出してください。

はい、頑張りますので、今後とも宜しくお願い致します。

>  いよいよ圧巻のインサイドパッセージとグレーシャーベイ国立公園で
> すか。氷河が押し出してくるところがありますが、滅茶苦茶寒そうですね。

そうですね。いや〜しかし、ダッチまでの洋上は寒かったです。空は晴れている日は ありましたが、海面近

くは霧の層があり青空は見えず、5分もデッキに出ていればび しょぬれになる感じでした。ダッチからはだい

ぶ良くなりなしたが、、。

> 山下さんの出発後も支援の夢代 金の振込みがあります。

 ありがとうございます。皆さんから心配して頂く分、気を抜かず、素晴らしい航海ができるよう、頑張りたいと

思います。

  デジカメは今ひとつなので、リバーサルを入れている35mmカメラのフィルムでも写 しています。大きな町

に行ったら現像して、その写真もおくれればと考えています。

  では、きょうはこのへんで、失礼致します。

 8/2jpt                        ”オリハルコン” 山下 健一   

  kens-sea@d7.dion.ne.jp ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー                        

8/1 コディアク島から

オリハルコン山下健一

その1

御無沙汰しています。お世話になります。皆さんいかがお過ごしでしょうか?

僕達は、 ダッチハ−バーを6日前に出て、昨日、コデアック島につきました。今回は前回程で は無いに

しても、けっこう時化て、波も悪く、もうバテバテです。

 ここは、世界で一番デカイ、ヒグマがたっくさん住んでいる島らしいのですが、皆、 島をドライブしたり、

船でうろうろしたら出会えるとの事で、動物園なんかはないそ うでした。   コディアックと言う地名は、

今からもう10年くらい前に、仲間の久光さんの話に 出てきた時、とても印象的に、僕の頭に残りました。

久光さんは、熊本にある、クマ 牧場で、コディアックグマを見て、その異様な大きさに唖然として、こんな

凄いクマ の住む島を一度見てみたい、、。と話してくれたのでした。それ以来、コディアック は、なんとし

てでも航路に入れて、着いたら久光さんに電話するんだと、密かに思っ ていたので、とても嬉しいです。

 これまでは、トライスルより小さい、4Pメインやスト−ムジブの出番が多く、無事でここまで来れたのが

不思議なくらいでした。  元台風3号の他、同じくらいの時化には3回出会い、シ−アンカーを流したり、

ヒーブ−ツーをして大波の打ち込むなか、キャビンの中で神に祈りながら過ごしたりしま した。  想像を

絶する時化は今のところまだありませんが、想像以上に荒天帆走をしいられたひが多く、太陽と、大きな

セ−ルを拝む事はめったにない日々で、辛く、寒く、恐 ろしい印象に終始しましたが、初めてアリュウシャ

ンの島をランドフォールした時は、 いきなり霧の中から、雪を抱いた島が現れたインパクトは強烈で、現実

だと認識する のに時間がかかりました。港では人々の親切や、ジューシィでボリュウムのあるサ−モンや

カニ等、美味しい食べ物に励まされ、天国と地獄程のギャップを感じます。

 日本から、ダッチハ−バーまでも、僕達には大変でしたが、半島沿いの、岩礁が多 く、4000メ−トルか

ら一気に60メ−トルくらいまで浅くなっている海域がつづ くここまでも、1日の中に、2回程シケと微風が入

れ代わり、低気圧を気にしながら の、精神的にもハードな航海でした。  そんな中、子供2人はとても元気

で、嵐の時、船は大丈夫かと内心不安になるよう な大波のパンチを受けながら過ごす夜も、艇長の自分

が元気ずけられる程、しっかり したまなざしと、笑顔を見せてくれたり、なかなかたよりになります。

 寄せ書きの中に『ヨセミテ流で太平洋を渡れ!』と、林大師匠からの言葉がありま した。

 北緯50〜60度の海を波まくらにしている今、三倉でクライミングスクールをやっている時の100倍くらい、

ヨセミテをソロで狙っていた頃の自分と出会えた気がしています。

 これからも、気を抜かず、あきらめず、頑張らずにがんばります。                            

   7月31 山下健一。

7/30

コデイアク島へ無事到着

 皆さん、お世話になっています。

 7月30日午前5時頃コディアックに無事入港する事ができました。
今朝は、夜があける頃鯨の潮吹きと背中を少し見る事ができました。初めての事でとても嬉し
かったです。

コディアックには、4日程滞在したいと思っています。食料、 燃料の補給をして、、、できればコ
ディアックグマを見て、、、と思っているのです が、、、どうなるでしょう。

 ここでも地元の方に親切にして頂いています。

港の周りに、スーパー、シャワー、 ランドリー、郵便局、図書館(ここでインターネットの接続が
できるとのこと)等が あり、とても便利です。

メーリングリストの仲間も、どんどんと増えてきているとのこと、、、ありがとうご ざいます。

さて今何人くらいの方がいるのでしょう?

次は、グレーシャーベイ、インサイドパッセージと今回の航海の目的地なので、まず ゆっくり疲
れを取り、計画をたてて、楽しい航海になるようにしたいと思います。

 今回は、簡単ですが、まずは無事入港できました報告をさせて頂きます。

実は、入港前日まで家族全員船酔いで(軽い)パソコンどころではありませんでした。     

    山下 優子   

ダツチハーバーより、やっと届い

たメール。

入港後約7日、ダッチを出発する

前日、自分のパソコンから送られ

てきたメールです。

 皆さんお元気ですか?
お陰さまで、どうにか皆元気にダッチハーバーに到着する事ができました。
日本時間7月16日午後3時前に、船を港の桟橋にとめる事ができました。
入国の手続きは、土日の為18日の月曜日になりましたが、ハーバーマスターが買い物に連れ
て行ってくれると言って下さったので、片づけもそこそこに初めてのアメリカのスーパーへ、、、
日本とは、雰囲気も違い、なんといってもボリュームの多さには驚きま した。
時間も現地時間ではもう夜の10時過ぎですが、スーパーは11時まで営業 しているとのこと。
といってもまだまだ明るいのですが、、、。
少しづつダッチハー バーに近づいたので、そんなに時差ぼけは無いかな、、、と思っていました
が、なんのなんので、4時間位の日本との差は、少しづつ感じていましたが、7時間というのは
まだまだなれていません。夜中の2時くらいまでは明るいですし、朝6時には夜が明けます。
着いた日には、まだ明るいし、買い物はできるし、人もまだ良く見かける しでもう夜の11時だと
聞いた時には、とてもびっくりしてしまいました。
 ダッチハーバーに着いた日も、前日の夜より風が強くなり、最期の最期までとても 鍛えられま
した。
仙台の鮎川港を出港してダッチハーバーに着くまで、風のない日、 快調にクルージングできる
日、そして時化が同じくらいの頻度で来たように思います。
 子供達はとても強く、親の方がダウンしていても『お腹がすいたよ!何か作って』 といってきま
す。子供の順応性には驚きです。少し船酔いして食欲も無く寝る事しか 出来ない日もありました
が、とにかく皆元気に入港できとても良かったです。
 毎日、無線では交信させて頂き、私達の航跡なども皆さんに、ホームページで見て頂く事がで
きていたようで、とても嬉しく思います。
私はまだホームページを見せて頂いていません、とてもおもしろいホームページができていると
いう事は、色々と聞 いているのですが、、、
早く見たいものです。(まだパソコンのつなぎ方などが良く分らないので、それとまだ入国の手続
きが終わっていません)このメールを皆さんに おくれる時には、私もホームページを見る事ができ
ていると思います。
 ここには、日本水産とまるはの大きな工場があり日本人の方も何人か、働かれてい るようです。
石川さんが無線で、ダッチハーバー在住の日本人の方のホームページを 見つけて連絡をとって
下さったとのこと、をお聞きしていました。
この方も御主人が まるはに勤められているという事で、皆さんが連絡して下さったお陰で、今日
子供さんを連れ、船にお赤飯を持ってきて下さいました。 本当に、むせんで毎日交信をしていた、
たくさんの皆さん、その他の方にも色々と御心配をして頂いていましたが、皆さんのお陰で今回
の、第一目標を無事終える事ができました。
ありがとうございました。
 今日、結局ずっと待っていたのですが、入国の手続きなどをしに来ていただけませんでした。
多分明日は来て下さると思うのですが、、、。
 今週末くらいまで、ここに滞在して次の目的地を決めたいと思います。ダッチハーバーは山に
はまだまだ雪が残り、風は冷たいですが天気の良い日は、あったかく緑が きれいで今が一番
よい季節との事ですが、本当にきれいです。
皆親切にして下さいま すし、治安も良い様に思います。
 今日は、まず到着の初のメールという事で、又落ちつきましたら、書きたいと思い ます。
 皆さん本当にありがとうございました。
  7月18日午後6時(日本)7月18日午前1時(ダッチハーバー)  なかなかメールを送れず
にいます。
先日きょうこさんのお宅にお邪魔して電話の回 線を長い事お借りして、皆さんのメールと、ホー
ムページを少し見せて頂きました。
とても、よいホームページを作って頂き、メールを見ると又皆さんに、色々と心配して頂いていた
様子などが良く伝わってきました。 本当に有り難い限りです。  
今のところ、今度の日曜日(23)の朝天気が悪く無ければ出港したいと思ってい ます。
今度の寄港地は、コディアックで、だいたい1週間の予定です。
 こちらから、メールを送るための設定が違うようで、きょうこさん経由で坂井さん に又御指導頂
いているのですが、、、。
それと公衆電話が、古いものしか無くパソコ ンと接続できないので、どなたかに電話の回線をお
借りしないといけませんのでいつでも接続というわけにもいかず手間取っています。それでも、
坂井さん、きょうこさんのお陰でパソコンに慣れていない私達が、日本を離れてから、見る事が
できただけ でも快挙だと思います。
 長くなってしまいましたので今日はこのへんにしたいと思います。
P.S 今日、ニュージーランドから来ている方達の船で一緒に、久しぶりに港を離れま した。
その時海の中からアシカが何頭も顔を出してくれました。始めてみる野生のア シカはとても可
愛かったです。港の近くの丘などにも地リスがいるようで捕まえたのを見せてもらいました。
   7月22日御前0時(ダッチハーバー)                       山下優子

サンセット(山下撮影)

(牡鹿半島鮎川港から転送)

2000.6/22受信

広島ホームテレビの空撮

日振島にて

(山下撮影・鮎川港から転送)

2000.6/22受信

家族の見送り・上関にて

(山下撮影・転送)

2000.6/22受信

6月13日の中国新聞より

山口県上関へ着岸する
オリハルコン号

6月11日 夕刻

(写真提供 tmtm さん)

大島大橋を潜る
オリハルコン号

6月11日 夕刻

(写真提供 tmtm さん)

大畠瀬戸へ突入する
オリハルコン号

6月11日 夕刻

(写真提供 tmtmさん)

オリハルコン山下一家の出帆

2000年6月11日11時20分

山下ファミリー4人が乗ったヨツトは、ついに太平洋横断へ向けて広島近郊廿日市木材港から

出帆して行きました。

桟橋の上には50人強の人たちが紙テープで船出を祝福し、見送りで伴奏する10数隻のヨット

には約100名の人々が遥か沖合いまで見送りました。

子供達もピクニットに行くように楽しそうにハシャギまくっていました。


上架・整備・下架

2000年4月5日

  色々お世話になります。オリハルコンは、4/5、上架検査と整備を終え、水面に

  無事戻りました。来週、ホームポートに廻し、無線関係の設置に入る予定です。

    今回の内容・(レーダー取り付け、船底塗装、海水バルブ工事、JCI遠洋資格艇

の検査です。元気で、アラスカを目指し、頑張っています!


 趣 意 書

 

2000年3月吉日

山下健一くんを支援する会

 

 今世紀最後を締めくくる年、2000年の6月初旬、家族4人が力をあわせて「アラスカ自然公園勉強の

旅」へヨットで出発しようとしています。

 その家族とは大竹市栗谷町に在住の山下健一さんです。

 彼は18歳のときアメリカのヨセミテ・ハーフドーム北西壁単独登攀日本人初という偉業をやってのけま

した。ビッグウォールと言う大岩壁への挑戦を果たした彼が次なる目標としたのは子供の頃からの夢で

あったヨットで世界の海を航海する事でした。

 その夢は日本のミニヨセミテと言われる三倉での生活の中でヨットによる「自然公園勉強の旅」へと膨

らんでいきました。自然公園先進地をヨットで訪れ、そこで学んできた事を地元の自然公園づくりに役立

てたい。そして、この地、「三倉」から日本の自然公園づくりに新しい方向性を情報発信するのだと、熱い

思いを語ってくれました。

 命をかけたクライミングから18年、今再び魂をさらす冒険の旅に出ます。

 夫婦二人、昼夜分かたず働いて念願の中古ヨットを手に入れるなど、夢の実現へ黙々と努力してきま

した。

 しかし、この航海には多額の費用が掛かります。このことを伝え聞いた私たちは、彼の計画を一人で

も多くの人々に知っていただき所要経費をいくらかでも援助できればと支援活動を始めました。

 いつまでも純粋な心を失わない冒険ファミリーに暖かいご理解を賜わり、多くの方々のご支援をいただ

きますよう、心からお願い申し上げます。

2000年3月吉日

                      山下健一くんを支援する会  代表 西村一則(大竹市)


2000.3/3

「2/26無事終了の報告」

ついにi-bookからe-mail

 

 当日は、久光さん、杉山さん、栗谷の西村さん、三井さん、大竹 の権田さん、

それにパソコンの電波を通して坂井さんの参加で、14時頃までミーティ ングが行われました。

当日は出張で参加できませんでしたが、大竹の二階堂さんも、 大きな協力者の一人です。

僕の事で集まって頂いたのですが、皆さん人間的に共通点 がある感じで、ヤマメを炭で焼いて

食べながら、自己紹介や、支援についての話をし て、楽しい時を過ごさせて頂きました。  

支援については、僕が事前にリストアップさせて頂いた項目を今回のメンバーの7 角フィルター

にかけてもらったので、そのオークション結果を報告致します。   

*リターンメール用、カンパ者のアドレスの追従事務処理。、、、杉山さん   

*イリジウム、叉は個人カンパその他、、、。、、、、、久光さん   

*無線設備についてのノウハウ、及び設置、全般、、、、二階堂さん   

*I book、パソコン関係のアドバイス。、、、、、、、、坂井さん   

*カンパのお願い.....の文章改新のレイアウト、、、、、杉山さん   

*愛用音楽カセットテープ一本、等..。洋上への手みやげ、、、全員  

その他、マスコミへの告知開始もそろそろ始めるべき、、という話が出ました。

 支援する会に今回、名乗りをあげて下さった方を紹介します。

西村一則さん<栗谷>ーーー栗谷の旗本退屈男、、山下をログにプロデュ−スした人。

二階堂節夫さん<大竹>ーー今回の計画に賛同し、山下の土地を買ってくれた方。

寺西良文さん<千葉>ー−ーアマダブラム北壁初登者、林門弟。山下の師匠。

石川雅敏さん<福山>ーーー25年前、自作コンクリートヨットボルテ、チノ号に乗り、奥さんと二人

で大平洋を横断した人物。昨年の中国新聞を見て三倉に山下を訪ねて下さって以来、経験者の       

立場で山下の応援活動を展開。福山市で”山下君に夢を託す会”として動いて下さっています。

大沢康彦さん<岩国>ー−ーボート設計事務所経営。元大学山岳部ob。船、海に関する専門的

アドバイス等を頂いています。

以上のメンバー以外の<スペシャルサンクス>を紹介します。

 <廿日市セーリングクラブ>、、、、の皆さん

 <青海><札幌市>、、、、、、、、片岡佳哉さん。

 <すいこう><新居浜市>、、、、、塩崎義数さん。

 <唯我独尊><鹿児島市>ーーーー−片嶋馨さん。

 <ブルーウオーターシリーズ>横浜市>−−安井淳さん。  

以上ありがとうございました。


2000.2/10消印 絵葉書

 出発にGOサイン!

知人が、家屋と山林部分の土地を買い取ってくれたので、旅費を除く資金(300万円)は何と

かなりそうです。

スポンサーも土地売却の問題も解決しない状態から一歩前進して、とりあえず今年6月の出

発には問題がなくなり、パスポート、ビザ取得にアプローチ中です。

今月中に妻がアマチュア無線免許取得を目指しています。

世話になる親友の勧めに乗り、パソコンはMacにしてしまいました。