海・千夜一話物語 第226話  「猿岩石のお土産」  

 僅かばかりの集金を終えて、白亜の殿堂(ナイショ:シロイロ ノ プレハブ)の扉に手を

掛けて思わず胸キュンを覚えた。(注:けっして心臓疾患があるわけでは無い

) 見覚えのある風景をバックに女性二人に囲まれた自分の写真の束がドアー

の 隙間に差し込んであった。

  たしかこのポースは、この光景は仁尾のマリーナであり、HYLさんが撮っ

てくれた物だ。

 宛名がJA4QEYとなっており、ただ切手が貼ってない。  そうすると、彼女

がわが家を探し当てて、持って来てくれたに違いないと信 じて、他の方法の

可能性を考えないことに決めた。 (そういえば、何時か郵送してやるとの固い

約束していながら、アドレスを 知らせたメールが二回とも伝わっていなかった

のか、その後バンジージャンプ で首をやられたのかと案じてはいました。)  

しかし、猿岩石の帰朝の件と、彼がもう一日休養をすると言う、わけ有りの メ

ールを読んでいたので、彼が持ってきて呉れたのかも知れないと気にはして

いる。しかし、確認したわけではないので(この件に関しては、確認しない積

りであるか・・)、HYLさんが、百キロ近い道のりを海外(瀬戸内海外) から

っせと運んでくれた物と感謝しております。

 「HYLさん、写真をどうもありがとう。早速写っている関係者に配ってお きま

す。」

  小林猿岩石さんには、わが家までの道順を彼女に教えてやって呉れたの

が、 最大のお土産と感謝する事にしています。

<<< ここは瀬戸内ど真ん中・坂本龍馬のいろは丸記念館のある鞆の浦 >>>

<<< 凾c  De JA4QEY @ JM4WJT. 35. JNET4. JPN.AS >>>

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海・千夜一話物語 第227話  「本日は晴天なり」

  「ただ今マイクの試験中。」「本日は晴天なり。本日は晴天なり。」

 こんな風に喋りながら、ちょっとした無線機の試験を、過去に一回や二回は

やった記憶がありませんか。

 電波法では、「ただいま試験中」を3回、「本日は晴天なり」を連呼する事 と

してあります。

  なぜ「本日は晴天なり」なのか、事の善し悪しと故事来歴はさておき、私の

この分野に関する唯一の外国側の体験を、ご紹介します。 これは、チャイナ

シーヨットレースでの体験です。

  香港をスタートして、フィリピンのマニラまでの約5日間のロールコールで の

体験です。 エントリーしたヨットのゼッケン番号順に、女性の声で現在のポジ

ションと トラブルの有無を訪ねてくるのに呼応する単純なものでしたが、口説

かれてい るようで、ドキドキものでした。  語呂と響きが面白いから、今でも

脳裏に記憶されています。 「テスティ、テスティ、ワン、ツー、スリー」     「

テスティ、テスティ、ワン、ツー、スリー」 ヨットフォーラムのRAMやROM各局

にお願いします。  各国の「本日は晴天なり」風、呼びかけの仕方をご存じで

したら、教えて下 さい。

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海・千夜一話物語 第228話  福山・猿岩石、四国一周 その1 

徳島サポート 《巡洋日誌》176          FROM 河野 阿波守 隻腕   

          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ̄ 留守中の《カシオペア5》へ QSP可能な方々へ  22日金曜日は 早め

に帰宅する事と、来年2月に繋がる予定のデジタル ツーカーが 和歌山経由

で繋がりは しないかを、テストしておきます。

21,382で19日朝0800頃 通勤中、皆の通話終了後 呼んでみたがNG  昨日

18日(月)に《セイシェル2》が バースに入港していますが、 これが20日(水

)の朝 荒れていなければ発ちます。荒れていると 1週間 くらい置いて帰りま

す。  その際は 2バースの内の 今は西側にいる《じゅんよう2》と、その西

の 《エンズビルjr》の間を空けます。盆休みの台風時は 此処に泉大津の 《ど

んぶらこ》(ヤマハ22DX)が入りましたから 大丈夫です。  もしも この日に

《セイシェル2》が居て 且つ《アイランドクイーン》が 入るなら、《アイランドクイ

ーン》には 前回と同じ TYCポンツーンへ  横付けして貰わないと いけま

せん。  巧く北岸に来られれば 車で会いに来る人達も艇の人も、1箇所に

集中 出来て良いのですが・・・

 JA1XME 矢部ーさん  翌日23日昼前後には JR5VO(JA5YIG/JH5

YYT)の 1200MHzアンテナ交換に行きます。  ハイエースのキャンパーを 

乗って行こうと思っていますが、その足で  高松へ向かえば 夜な夜な連続で

すなあー。(私ゃー幽霊か?)  長川さんが 翌日の夜に パーティーを設定

したりは しないわなーー。

 《JA5YJQ;じゅんよう2》 DE JA5ZDT 96,11,19 

 

千夜一話物語 第229話

福山・猿岩石四国一周 その2 「徳島歓迎準備」

《巡洋日誌》177          FROM 河野 阿波守 隻腕

カシオペア情報 往来? 予定が1日遅れる話が 取り戻した話に転じ、それ

に伴って金曜日に戻ると 阿波クルージングクラブで 土曜日予定と成ってい

た行事は 不可能との事。

 阿波CCで どの程度の行事を予定していたのか全然知らなかったのだが、

私は 参加費を持って行けば良かった だけだろうね・・・  今度は お好み焼

き屋さん《るんるん》も 工事で休みだったりしないぞ! 一方《るんるん》常連

の《セイシェル2》は今朝帰ったので、ゲストバースと もう1隻入れますが どう

やら《アイランドクイーン》は 陸から らしい。  私個人では 多くの人を集め

られないので、《るんるん》か他の飲食店へ 車で 皆を載せて行く手段を取り

ます。

 でも車庫の車を 何処か岸壁に避難させれば、雨でも駐車場で15人位の

バーベキューは出来ますね。電気ガス水道は皆 来ているし、屋根が有って

2,5方(3方より狭い)開放。上に電灯も付いているし 横の部屋には 土足の

トイレ,洗濯機,乾燥機,シンク,コンロ,電話,FAX,コピー, パソコン,チャ

ート,工作道具,関連書籍。私に 仕切る能力が無いだけ・・  本当は艇横の

岸壁(公園)が良いのですが 何も有りません。遠くの汚い トイレと 水飲み器

の細い水が飲めるだけ。《じゅんよう2》から全て供給?  キャンピングカーか

らの供給も含め 今後の為に研究して置きましょう。  もしJI3HHC伊東さん

が 金曜日に徳島へ駆けつけるなら、車は私宅へ 入れて下さい。屋根付きで

す。1830頃より早く御着きなら 妻に言って 車庫の入れ方を 替えさせて置

きます。  土曜日の高松へ駆けつけるのかも知れないですね。

 《JA5YJQ;じゅんよう2》 DE JA5ZDT 96,11,20 

 

海・千夜一話物語 第230話

福山・猿岩石四国一周 その3  「高松歓迎準備」

 先程、カシオペア5のデジタル・ツーカーにTEL入れてみましたが、 「お呼出

のツーカーは電波が届かないところにいるか 電源が入れられておりません」

との、お言葉。

 カシオペア5は今いずこ、、、、、。

一応、高松では冬の定番「うどんすき」攻勢を掛けるべく準備が整いつつ あり

ますが、参加者はあまり多くないと思います。 今の所 JR5OOH, JR5ILN,

JH5JAX, JA1XME くらい、この他に JA5PZL 局には P-MAIL 攻勢を掛けて

いるのですが読んでいない見たい。 あとは、夢の仲間にも声を掛けています

。     河野さん、消息が分かりましたら1報お願いします。 

  de Y.Yabe Takamatsu-city JA1XME@JA1XME.36.JNET5.JPN.AS 

 

海・千夜一話物語 第231話

福山・猿岩石四国一周 その4  「徳島到着」

JK4WOY ヨットかしおぺあ21日午前11時 徳島けんちょぴあ到着しました

21,22日 徳島 23日高松向けの予定です 携帯電話は電池切れ 充電す

ればOKとのこと また連絡取ってみて下さい。 急ぎ 連絡まで

DE JF5TJT 《巡洋日誌》178          FROM 河野 阿波守 隻腕

カシオペア速報  21日0800頃 21,377でQSOしました。 「徳島港まで

後15マイル 徳島で21日(木),22日(金)と2泊する」  と言うので「私宅は

一時的に無人の時もあるが 居れば、家の電話で会社の 私まで連絡をして

下さい。明日一日 車で観光したいなら、私の出勤に便乗 して貰えば、社用

車のパジェロか ファミリアを貸します。」と言う事に してあります。

 問題は 歓迎会の主体です。彼らは「金曜の夕方なら あわクルージング ク

ラブのクラブハウスで」と言うのですが、ACC自体が 彼らの歓迎会を 用意し

ている様には無いのです。  元々自然に寄っている中に 一般にフリーの訪

問客として顔見せするのでは パーティーでも食事でも有りません。  22日金

曜は1900からACCの理事会だそうで その議事時間を外す 必要が有りま

す。  その辺のニュアンスを 入港後の電話で打ち合わせして決めます。  A

CCの事が無ければ お好み焼き《るんるん》では貧しいので、何処か 飛び込

みの効く 職場で馴染みの料亭を使います。  私の職場からは少なくとも J

A5ZDTパケットオペのJG5KAYも 参加します。  でも多分に流動的・・・  

《JA5YJQ;じゅんよう2》 DE JA5ZDT 96,11,21 TJT> JK4WOY ヨ

ットかしおぺあ21日午前11時 徳島けんちょぴあ到着しましTJT> た TJT> 2

1,22日 徳島 23日高松向けの予定です JF5TJTさん、早速の情報ありが

とうございました。 では、高松ではてぐすねひいてお待ち申しあげましょう。 や

べ    PS.今 JK4WOY 小林さんから TEL 入りました。       徳島の河

野さんのところにいるそうです。

de Y.Yabe Takamatsu-city JA1XME@JA1XME.36.JNET5.JPN.AS

《巡洋日誌》179  96,11,21作文  FROM 河野 阿波守 隻腕

カシオペア速報2  11月21日1100 ケンチョピア入港 その直後に あわク

ルージングクラブ三谷理事とJA5CZL局が 訪艇した 様で、22日(金)夜は

 同クラブハウスに招待されるそうです。  同クラブでは 食事と言う訳では無

い物の オードブルを取り寄せる・・・ とかで 飲み会的か?  今日から明日

の朝に掛けての打ち合わせで この飲み会以外に食事をするか どうか決め

ます。接待を任せられるクラブが有るのは良い事です。  だって 差し入れと

 参加費を持って行くだけで、楽ーーー  ツーカーホンは開業してないにも関

わらず 別の会社の回線を一時借り しているとかで 徳島市周辺は繋がりま

す。080−600−2003ボルボ?  どうやら明日 私の通勤に便乗して来社し

、社用車を乗って観光に行く事に 成るでしょう。その折り 当社 現シスオペJ

G5KAY,前シスオペの JF5VBSとも会えます。  昼過ぎに私宅から会社へ

電話がありましたので その時 矢部さんには有線 電話したと思います。私

が帰宅するのが 今夜は会議で遅いのですが、会って 明後日の鳴門潮流に

合わせた高松到着予定を立てます。  又 JI3HHC局は 確実に車で来徳す

る様です。 WOYさんは 夜間の当直で少し風気味とか・・・今は寝ている?

DE JA5ZDT;朝日音響通信部《JA5YJQ;機帆船じゅんよう2〈JA5CLB〉》 

 

海・千夜一話物語 第232話

福山・猿岩石四国一周 その5 

「地上最後の楽園・徳島」

《巡洋日誌》180  96,11,22 11;50 作文                       FROM 河野 阿波守 隻腕 カシオペア速報3

 朝 彼らを職場まで載せて行き、ついでに(スピードアップの目的で)私が 運

転して 土柱と脇町の町並みを見せ 鳴門方面へパジェロに載せて、 1100

頃 追い放ちました。  鳴門までの途中に 霊山寺と、スカイライン入り口に

ベラビスタマリーナの 存在を 伝えてあります。  その後 艇で寄港し損なっ

た 椿泊を陸から訪問するそうです。県内の 観光案内を 多数持たせてあり

ますし、パジェロはGPSカーナビ付き ですので 迷わず、1900頃には 市内

あわクルージングクラブへ帰って 来るでしょう。  明日は0500頃に出港して

 鳴門海峡は、0800頃の転流直前の 弱い北流に合わせる との予定です。

遅れると 逆潮になります。

DE JA5ZDT;朝日音響通信部《JA5YJQ;機帆船じゅんよう2〈JA5CLB〉》 

 

海・千夜一話物語 第233話

   福山・猿岩石四国一周 その6 

 「カシオペア高松へ向かう」 JK4WOY/MM ヨット・カシオペア5 は1300現在、香川

県木田郡庵治町沖を 高松に向けて航行中です。

あと、1時間くらいで到着予定。

出迎えに、JA5JNV/MM ヨット・"YUME" が向かっています。

  やべ JK4WOY/MM ヨット・カシオペア5 は1600高松ヨットハーバー到着。

乗員、2名無事です。 さぁ、これから「う・ど・ん・す・き」    

やべ de Y.Yabe Takamatsu-city JA1XME@JA1XME.36.JNET5.JPN.AS 

 

海・千夜一話物語 第234話

福山・猿岩石四国一周 その7 

「猿岩石故郷に帰る」

JK4WOY/MM ヨット・カシオペア5は本日朝0700高松ヨットハーバーを出港した模様。

同じくJA5JNV/MM ヨット・"YUME"も同時刻出港した模様です。

実は、昨日の「うどんすき」大会で飲み過ぎまして、出港する時には 起きられ

ませんでした。HI それでも、0730頃起きて家の窓からハーバー沖を見ると西

の方に去って行く ヨットが見えましたので、予定通りに0700出港したのでしょう

昨日、「カシオペア5」と「YUME」が1600頃同時に入港、カシオペア5には福山の猿岩

石の2名 が乗っているハズが・・・・1名増えてる。

実は、1400頃からカシオペア5と連絡するためにツーカーホンに掛けると

 その1:お姉さんの声で「現在電源が入っていないかエリアの外にいます」  

 その2:呼出音が聞こえて、しめた通じたと思っていると「ブッ」と切れる    

 その3:やっと通じて「はい・・・・」話そうとすると「ブッ」と切れる

結局その3を何回も繰り返して少しづつ話を進め連絡確実な 430MHZ FM に

QSY この時点で庵治沖まで来ているのでいつもの432.??MHZに周波数を固

定すると JR5OOH平井さんからTELで「もう、着いた??」、「いや、まだ庵治

沖でFMに 出てるよ」、「じゃ、QSOしてみるわ」、、、、、。 ここからは、FMが賑

やかになり、庵治の港からJR5OOH局が「乗せて行ってくれぇ」 と叫ぶし、今日

の宴会の参加予定者が次々と ON THE AIR で小林さんさぞびっくり したでし

ょう。

結局 OOH 局は庵治から高松まで便乗、途中で出迎えの"YUME"に先導され

ながら 高松入港となりました。 入港後 JA5JNV+猿岩石 はお風呂へ、XMEの

お店にJE5JYSさんのOMさんが来て、 徳島から無線車でJA5CLBが到着。 

話しているとお店のドアが「どぉーん」と 何かにぶつけられたような音がして皆

で「ぎょっ」として外を見ると、、、 おでこに手を当ててもがいているJE5HYLさ

んが、、、、、、。 いつも派手な登場の仕方で楽しませてくれますねぇ。 店のド

アのガラスはあんまり綺麗に掃除するもんじゃないです。アブナイ アブナイ HI

de Y.Yabe Takamatsu-city JA1XME@JA1XME.36.JNET5.JPN.AS  

   猿岩石(YACHT Ver.)故郷に帰る、その2 お風呂組が帰って来て、皆が揃ったところで調度「うどんすき」開始の 時刻に近くなりTAXI2台に分乗してさぬきうどんの老舗「川福」へ、、。 「川福」の前では今回のセットをしてくれた JH5JAX+2nd、おとーさんを ほおってお目かしに帰っていたJE5JYS、明日は大安で朝早くから餅を沢山 丸めないといけないJR5ILNの皆さんが待ちくたびれてたむろしています。 さぬきの「うどんすき」はどんな味だったかは遠来の JK4WOY 局のリポート を待つ事にして。 1次会は滞りなく終わり、XMEが2次会に行く前にお茶漬けを 食べに行こうと誘って行ったのですが・・・・このお店は休み。 それではと JNV が肉を食べに行こうと、さるお店にぞろぞろと行ったら・・・ ここもお休み。 結局、あまーい善哉を食べてから最終便で島に帰る HYLさんを港まで送り ヨットハーバーへ帰ってきてからやっとサロン「夢」で2次会が始まりました。 この時点での2次会出席者は猿岩石の2人、JA5JNV, JA5CLB, JA1XMEの5名で、 タコ焼き、玉ねぎのスライストマトケチャップ和えを肴にウィスキー、ラム酒 などなど、あとは覚えていません。 夜中にJA5CLB河野さんは車を飛ばして徳島に、XMEは意識朦朧と家へ帰り、 猿岩石の2人とJA5JNVはホテル「夢」でどんな夢を見た事やら。 JK4WOY小林さん、通じないツーカーホンの縄稚君、境が浜のホームポートに   無事戻れましたか? 疲れていたのにあちらこちらと引き回してごめんなさい。   ゆっくりと休んで、明日からの仕事がんばりましょう。 de Y.Yabe Takamatsu-city JA1XME@JA1XME.36.JNET5.JPN.AS 

 

海・千夜一話物語 第235話

福山・猿岩石四国一周 その8 

「猿岩石 野望を果たす」

ヨットフィールドの皆さん こんにちは  11月24日 15:10 無事ホームポ

ートのバースに船を舫いました。

 高松に着くと何故か我々は猿岩石扱い! ????  猿岩石が途中で飛

行機に乗っていたと言うニュースは、俗世間を離れた我々の耳 にもラジオを

通して入っていたけど、足摺から蒲生田の太平洋間で船をコンテナに パッキ

ングして運んではいなぞぉ!  だってマスト倒したら、どうやって起こすか知ら

ないもん!  今回のクルージングでは無線が大活躍でした。ホロホロ3三世

の溝田さんに中継 してもらって徳島の皆さんと連絡をとったり、車を借りての

観光時もちょいちょい 呼んでもらったり、無線で呼ばれて海上タクシーと化し

たり、海上ミーティングし たり。  (無先って便利だなぁー。車には無線機を積

んでいないwoy)

 縄稚君の携帯は高松に入る直前まで使い物にならず、各局にはご迷惑をお

かけし ました。

 何の芸もできない我々の為に沢山の人に集ってもらったり、色々差し入れて

頂い たり、様々な御配慮を頂き、感謝、感謝!!

 初めてお会いできた人、再び会えた人、新しくお知合になれた人。  つくづく

この縁を大切にしたいなぁーと噛みしめております。

 航海日記は、後日U/Lしますので、また読んでやって下さい。  明日は、も

う一日休んで船の片付けと掃除をします。  とりあえず、無事帰港の報告とお

礼まで。  最近、転送当局への配信が遅れぎみで、まだ巡洋日誌179までし

か届いていま せんので、幹線局へアクセスして急遽情報収集しました。    

                 小林正幸 (CASSIOPEA5) de JK4WOY@JR4ZSE.35.JNET4.JPN.AS e-mail coba-woy@fuchu.or.jp 

 

海・千夜一話物語 第236話

   福山・猿岩石四国一周 その9

 「夢のねぎらい」

小林さん、縄稚さんお疲れさま。無事にホ−ムポ−トに帰ったようですね。日

曜日は06 00にOOH局に起こされて、定番の夢朝食(ト−スト、ハムエッグ、

野菜、コ−ヒ、紅 茶)を4人で食べました。カシオペアは眠い最中に起こされ

て昨夜の元気がありません。 0600の出発が0700になり当局とOOH局が

見送り、YUMEも0720出発。 沖に出て船内清掃中にお二人の忘れ物を発

見、遙かなたのカシオペアを追いかける。28 00回転まであげ6.8ノットで小

槌島の東でやっと追いつく。その後南と西に別れて双 方快調に潮にのる。こ

んな具合でした。またあいましょう。

/EX ** JA5JNV @ JA1XME 

長川 伸 Island Packet-38 "YUME" Captain ** ********

桃の町飯山町から(香川県綾歌郡飯山町) ******** 

 

海・千夜一話物語 第237話 「ジェットフォイール船の余生」

こん**は ヨットには関係ありませんが、11月20日をもって青森と函館を結

んでいた 高速水中翼船(ジェットフォイル)が営業不振のため廃止となりまし

た。

津軽海峡を100分で行き来出来ましたが予想していたほどの乗客の数の人

が 乗らず、約6年間の短い期間で幕を閉じる事になりました。 この後、この

船は長崎の離島ノ連絡航路に使われるそうです。 最終便も50人位の乗客し

か乗らなかった様です。本当に、寂しい航海になった 様です。

以前、石川OMが書かれていたように,「青森の余生を長崎で」になりました。

その代わりに、来年の夏頃には青森、函館を2時間で結ぶ高速のフェリーを

走らせる予定になってます。料金もだいぶ安くなるようです。

 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽  

〒030 青森県 青森市   磯 野   

  JA1FSS/7@ja7yyw.02.jnet7   

∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽ 

 

・千夜一話物語 第238話       「僚艇沈す!求む処理情報 」

貝殻島だより <<緊急報告!!求む処理情報Etc>>

11月17日(日)未明、僚艇の30フィート艇が沈んだ。

  当日、同艇は、彼らが好んで定置する船橋港口の貝殻島南岸壁にもやっ

て、 無風のなかで恒例の飲み会をしていたそうな。  午後になり、前線の通

過で急に南西の強風が吹きだした。急いで離岸を図 ったが、西側の浅瀬を

渡ってくる巻波で荒れに荒れたなか、離岸時に不幸は 重なるもの、もやいロ

ープがスクリューに巻き付き、フェンダーは一気にパ ンク。離岸不能の最悪

の状態となった。結果、船体を放棄して、乗員は通り がかりの船に救助され

た。幸いにも、人命及びけが人は発生していない。

 同夜は、夜半まで南西から西に変った大西が25メートル超と吹き荒れ、 同

艇の安否がきずかわれた。 翌日、艇のサルベージを依頼した造船所の状況

報告では同艇は、西側に広が る、三番瀬の浅瀬に乗り上げて損傷側が海面

下になっており、船体破損の確 認が出来ていない。

 引き上げにも、なにせ浅瀬の場所故、クレーン船が入れ ず、復旧には相当

の手間と時間が掛かりそうだ。  事後処理では、海上保安庁、港湾事務所、

漁業組合等への報告とたいへん な作業となるようである。各種、処理のアド

バイスあったら頂きたい。 追伸:(1) 小生、10月30日歩行中、バックの車に

当てられ転倒、賞与の 計算中、自分の賞与のためにも会社は休めず、首が

痛いが鬼の残業中、幸い軽症で済んだ。

   (2) 11月21日夜半、当宅から500メートル先で、塗料業者宅火     

 災発生2軒全焼塗料が燃えてすさまじかったとの家内の報告。 暮れの忙し

い時節に入る、各艇におかれては、交通事故、労災、火災、盗 難、風邪等々

充分注意めされたし。                                 

以上                          JH1OVA 川口 

 

海・千夜一話物語 第239話  「橋・ヨットのある風景」

 ある週刊誌に、観光客の少ない県のナンバー1は埼玉県で、ナンバー2が

何 と徳島県だという記事が載っていた。  徳島県を訪れる観光客の殆どが

阿波踊り期間に集中するそうだが他には鳴門 の観潮くらいなものだと書いて

あった。

  面倒見の良い河野阿波守の居るケンチョピアは、プレジャーボートの海の

玄 関として、阿波踊り期間中に集中するとはいえ、海からの少なからぬ観光

客の 誘致とくつろぎに貢献していると言え無くはない。

 また他の雑誌では、県庁の窓越しにヨットのある水辺とマストの林立を眺め

られる所は、徳島を除いて何処にも無いと絶賛していた。 近年は周辺の護岸

も奇麗に整備されて、ヨットの良く似合う好い雰囲気のウ ォーターフロントにな

っている。

 この川下に、如何に生活の為とは言え、平面橋では芸が無さ過ぎる。水面

上 2、3メートルでは、まさにヨットは締め出しである。 現在掛かっているくら

いの高さの橋にして、ヨットで訪ねる阿波踊りの楽し みは、未来永劫にキープ

して欲しいものだ。  生活の安定と利便を追求して、余暇が増えくつろぎが欲

しくなったとき、何 処で満たすのだろうか。 鞆の浦でも、開港以来数百年にも

及ぶ港に、交通の円滑と朝夕の交通渋滞解 消の為に、橋を架けようとする

運動が、賛否両論でもめている。 後ろの山裾に道路を作ったり、トンネル案

もあるが、それだと車が鞆の町を 通らないので、金を落としてくれないと地元

の人は言う。 朝夕の渋滞に関与している車や人が、町に金を落とすと言う発

想はどこから 来るのか陳腐である。 観光客にしても、この古い町並みと建物

の味が好きで来ている筈なのに、便 利にした橋を通って来た旅人に、壊した

景観を見せて二の足を踏ませるなんぞ は愚の骨頂である。 ”文明は量、文

化は質”と言われるが、物の豊富になった現代に問われるの は、文化、カル

チャー、質である。

独白:今年も、年末が迫る。質屋ののれんをくぐるとするか。

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海・千夜一話物語 第240話  橋・ヨットのある風景

「ヨーロッパ運河・ヨットの旅」

 ヤベーさんのメールに出てくる横浜の平潟湾の光景は不気味である。

 絶対にこの下を通過しないと東京湾に出て行けないと言う橋が、水上わず

か 2,3メートルでは、マストを倒して干底の時に出て行くしかない。  ひょっと

して、起倒式のマストを備えたヨコハマ運河バージョンのヨットな のかな。 ヨー

ロッパ運河のヨットの旅は、垂涎の的であり私の夢の一つでもある。ヨ コハマ

に50も60ハイもの運河バージョンのヨットがあるなんて、もう涎が 止まらない

。  閑話休題。  田中憲一さんの書いた「ヨーロッパ運河ヨットの旅」はヨーロ

ッパ大陸に5 千キロにも及ぶクモの巣の様に張り巡らされた内陸運河を、二

千キロもの旅を してオランダから地中海へ向かう起倒式マストのヨット「ドリー

マー号」の旅 である。 今を遡ること36年前、堀江謙一さんのマーメードによ

る”太平洋ひとりぼ っち”の2年前にヨーロッパ運河ヨットの旅を敢行した画家

がいた。 出身が広島県の呉市だと言うから、チャンスがあれば、否、チャンス

を作っ てお会いしたいと思っている。   誰かチャンスを与えて呉。 彼が書

いた本の題名は、「ヨーロッパヨット旅行・運河巡りの旅」柏村勲著 である。  

彼がまだ東京近郊の中学校の図工課教師を勤めていた時の画の弟子ブラン

ト と彼の奥さんとの3人の旅であった。  誘われて、家屋敷を売り払い、旅費

を作ったとか。オランダのバン・デ・ス タット造船所を、36フィートのヨール「ド

ルフィン号」が静かに離れるとこ ろから、この夢運河航海が始まっている。  

65日掛けてマルセーユまで運河航海をし、その後大西洋を横断してブラン ト

の古里アメリカまで、ひた走るのであった。

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海・千夜一話物語 第241話 橋・ヨットのある風景

「福山・橋・2態」

 私の住んでいる福山市には、ある企業内の物はともかくとして、海に掛かる

橋は2本ある。  一つは、入り江大橋と言い、福山の内港に掛かる太鼓橋で

、朝夕は通勤の車 で大渋滞を演じているが、またそれだけ重要で利用度が

大きいわけだ。  満潮時13メートルの高さがあり、商業ベースの船舶の通行

が出来る。この 橋は、初代ボルテ・チノ(コンクリート・ヨット)の進水式の時、マスト

が当たりそうに なり、肝を冷やした思い出がある。  他の橋は釜屋橋(?)と

言い、細長い鰻の子供の寝床の様な入り江で、箕の 沖の埋め立て地へ行く

自動車の為の平面橋である。ここは、かって漁港であっ たのが、箕の沖工業

団地の埋め立てに伴う補償に応じて、漁業権を放棄した入 り江である。橋が

水面上2,3メートルなので、ヨットが入れず、現在では数 百隻の釣り船が無

断係留している。無断ではあるが、異議を唱える人が居ない のが幸いで、堂

々と只で増え続けている。 我々がヨットを始めた頃は、スペースもガラ空きで

、すぐ上が現在は宅地に なっているので、この橋さえ無ければ、家の前に桟

橋を取り付けてヨットをも やい、まるでハウステンボス内の桟橋付き分譲別荘

の様な格好の理想的ヨット 生活環境が作れたはずだ。 今にして思えば、ヨー

ロッパの運河巡りのヨットの様に、起倒式のマストに して、この釜屋の入り江

をヨットで埋め尽くしてやればよかったと後悔してい る。 当時も今も、金にあ

かしたヨットでレースレースと躍起になっているから判 断を誤ったかと悔いて

いる。 レースをやるからには、起倒式のマストでは、話にならないとの雰囲気

に流 されて、ふと気が付くと美味しい只の泊地を、釣り愛好家連中に奪われ

て居た。  これを、”漁夫の利”と言う。

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海・千夜一話物語 第242話   橋・ヨットのある風景 「山陰の勝鬨橋」

   山陰は境港に勝鬨橋(開閉橋)がある。 境港(宗子さんの領地)から松江

に向かうと朝鮮人参の栽培と牡丹で有名な 大根島があり、その北(手前)に

江島と言う名の小さな島がある。 境港側の渡という所と江島の間に、幅50m

くらいだろうか細い水路がある。 ここに中浦水門と言う開閉橋があり、船舶優

先で商業船からヨットまで橋よ り高い構造物を持つ船を通してくれる。しかも

無料である。  船舶優先であるから、ヨットでも通行中は車や人は完全ストッ

プになる。  そんな時は、宗子さんの家に上がり込んでお茶をいただきながら

待つという 手もあるが、場所を知らないので殆どの車や人馬がそのまま並ん

で通行可能に なるのを待っている。  水路は真ん中の幅の広い本船用のと

左右に小型船用の狭い2本の水路とで計 3本あり、当然ヨットは左右の細い

水路を通行するが、右側航行なので進行方 向に向かって右側の水路に進入

することになる。  方法は、まず50mの範囲に接近するとレーダーがキャッ

チする。そこで、 右方向の→が出て、それに呼応して右水路方向へ移動する

と、その反応を見て 通行の意志有りとの判断で、信号機が赤から緑に変わる

 この時、約5分で該当する水路に掛かる橋が上がり、通行可能になる。

 この水門は、24時間運行なので、常時人が付いている。 一度だけ、米子

の中海から友人のクルーザーで隠岐へ遊びに行くとき、この 水門を利用体験

したことがある。

私の発する「開けゴマ」の声に呼応して、橋が開いていく。たった1パイの ヨッ

トの通行の為に、数十台の車や人馬が足止めさせられている光景を眺めな

がら快感を覚え、心の中で悪魔の雄叫びを上げた。 そして後日、車で大根島

に渡るとき、その時の仇を取られた。

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海・千夜一話物語 第243話         「丸亀の助け灯台」

 正月三ケ日でも無いのに、小雪が降る中を、故あって岡山県児島市にある由

加山蓮苔寺へ参詣した。

この寺は”両詣り”で有名である。

 ”両詣り”とは、海、船の神様である琴平町金比羅宮とこの由加山蓮苔寺の 両

方にお参りしないと霊験あらたかでないという事である。この言い伝えは昔 から

庶民に連綿と守られてきたそうだ。

さて、この厄除けと旅の安全に御利益があるといわれる蓮苔寺の境内に立て 札

があり、次のように認めてあった。 それは、丸亀市丸亀港に現存する「助け灯台」

ならぬ「太助灯台」の存在を 我々に告げていた。 「落語家古今亭しん生による「

塩原太助一代記」は有名です。太助は、継母 のいじめを逃れて、江戸へ出て苦

労を重ねて大商人(炭屋)となった。両詣り に帰郷した折、ここ蓮苔寺の社殿前

に玉垣を寄進した。そして、金比羅詣では 丸亀港に寄港し、太助灯台(現存)を

寄贈している。」 名前が名前だけに縁起が良い。

さぞかし、人や船舶を助け(太助)た事だろ う。

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海・千夜一話物語 第244話 '96.07.Dec

橋・ヨットのある風景 「青森の動く橋」

 各局 こん**は、青森の磯野です。

冬眠しようとしましたが、世間が賑や かなので起きてきました。

 青森にも動く橋が掛かっています。

その橋は保存されている青函連絡船と海 辺の公園とを結ぶ歩く歩道橋です。

 その歩道橋は水面から2mぐらいの高さで約500mぐらいの長さがありま

す。その途中に横にスライドして10mぐらいの幅が開くようになっています。

 どうしてこのように開く橋にしたかというと橋の内側の海面をボートやヨッ ト

の係留場所にして公園の周りの開発しようと県の担当者が計画して作りまし

たが、その海面は狭く、汚く、我々のヨットを置くには適さないということで 別

の係留場所を使っています。  そのためまだ1度もその橋が動いたのを見た

人はいないようです。

de JA1FSS/7 @ JA7YYW.02.JNET7.JPN.AS AOMORI−CITY 

 

海・千夜一話物語 第245話   「スペイン海賊船摘発がベースの法律」  

 昼飯を食べにとある喫茶店に立ち寄った。 先客の男性との相席を勧められ

て、「同じ相席なら、隣の席の女性の方にし てほしい」と言えなかった自分に

腹を立てながら、月刊プレイボーイのページ をめくって、久しぶりに笑った。

 アメリカのデトロイトでは、夜な夜な街頭に立つその筋の”くノ一”を買っ て車

の中で事に及んだ場合、現行犯で摘発を受けたら、その時その行為に使用

した車は全て没収されるそうだ。  これは、今から170年も前の1827年に

作られた、スペイン海賊船摘発 に関する法律がベースになっているとの事で

ある。

  1995年には、没収された車が既に3000台にもなるという。 この事件に

関して、”可”と判決を下した裁判官から、1820年代におき た海賊行為と19

90年台に自由意志で行われた、ある行為との相関性につい ての何等はま

だ説明がないと言う。  ある法律学者は皮肉を込めて提案する。  その筋の

女性とある種の行為を行ったら、場所を提供したとして没収すると いうなら、

この町にある6000軒のホテルでも、その種の行為に部屋を提供 したであろ

うから、このホテルを没収して、ホテルオークションに掛けると良 い。 一軒30

00万ドルで売れれば、売り上げ1800億ドルにもなる。これは、 アメリカの一

年分の財政赤字を解消するそうだ。

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海・千夜一話物語 第246話   ジョーク 「うまそうな、かまぼこ」

   船が難破した。

   一人の男が板切れに乗って漂流して来た。

  鮫の兄弟が、囁きあっている。

 「おい兄弟、うまそうな蒲鉾が流れてきたぜ!」

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海・千夜一話物語 第247話           「GPS」  

 「パケットや 三日見ぬ間の メールかな」      パロディー

  私の利用させて貰っているRBBS局は、3日以前のメールから逐次消えて

いく。

今日(12/16)には、ついにメールが消えて無くなった。   何か、書こうと気ば

んでみても、心は千々に乱れて思いつかない。

今朝新聞を見ていたら、川柳が目に付いた。     

   「カーナビ(GPS)を 使える頃は 道覚え」  カーナビ然りだが、航海計器

も今昔の感ありだ。

 ちなみに、私は航海機器の歴史に身を委ねた思いがする。  RDF、天測、

ロランA、ロランC、GPS TO 河野阿波守隻腕殿   「海外(瀬戸内海を越え

て)・夢・忘年会」でお会い出来るのを楽しみにし ています。   それから、「海

・千夜一話物語」は、阿波守殿の案をとっくの昔から採用し て、各局のメール

で、当局が独断で面白いと思ったメールを勝手に採用させて いただいていま

すので、ご了承下さい。

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海・千夜一話物語  第248話        「四国クルーズ」 その1

 「小林さん、濃いもの食べるなぁー」と私の天丼を横目にドリアを食べる 縄

稚君。  荷物の積み込みと片付けが済んで出航まであと1時間半、晩ご飯に

途中で 買ってきた弁当を食べる二人。この後、猿岩石と呼ばれることなど知

るよし もない。  期待と不安の中静かな食事の後、出航届けの用紙がないと

ドタバタと探し やっと見つけて乗組員、予定を書込み、クラブハウスのドアに

挟んでおく。  デートスポットでもある境が浜の照明も2200には消え、寒さが

身にし みてくる。  2200すぎ、ポーラー製品に身を包み、必ず時化にも遭う

であろうクル ージングが始まった。  弱い北の風。お天気ブラボー。半分より

少し太った月はもう西に沈んでい る。  闇夜にどうやって航海するのか不思

議がっていた相棒も結構視界が効く事 がわかって喜んでいる。  尾道水道を

通って、島々の間を縫って行く方が潮の影響を受けにくく、近 道な事はわかっ

ていたが、夜で縄稚君と2人と言うことなので、備後灘に出 て本船航路を行く

ことにした。来島海峡は通った事はあるが、中水道を通の は初めてで、しか

も夜、橋の工事もしているので、どうなっているか解らな い。まあ、本船の後

にくっついて行こうとタカをくくてた。  航路に出ると風は少し東よりになり、と

ても具合がいい。  追い風だから結構スピード出ているだろうと余りアクセル

を開けなかった ら、潮止りから1時間ほど遅れてしまった。既に3ノットほどで

順流だ。  予定通り、本船の後に付いて行くが、すぐに離されてしまう。あっち

だ、 こっちだと悩みながら、なんとか大きなS字を描いて来島中水道通過。  

会話も少なくなり、縄稚君も居眠をしだしたので、中で寝てもらう。  曇ってき

て夜明けが少し遅い。風も西風になってきた。  波も悪くなってきて、スピード

が落ちる。  縄稚君が起きてきたので、ワッチを頼んでコックピットで居眠。  

眠いが、気が張って少ししか眠れない。仕方ないのでラジオ体操のテーマ ソ

ングを大声で歌ってみる。まだ、朝6時                    

小林正幸 (CASSIOPEIA5)

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海・千夜一話物語 第249話       「四国クルーズ」 その2

風は、西寄りに波もチョッピーになって船足が伸びない。

 釣島が近づくにつれ、風、波とも収ってくる。

 シーガルネットを聞いているとホロホロ3の溝田さんがニューカレドニアから

呼んでくる。徳島の美馬さんからの伝言で徳島への入港予定を聞いてきた。

 たかだか四国を回っているのにこんなにグローバルに喋ってては、ちょっと

恥 かしいなっと思いつつ、久しぶりに溝田さんと交信する。  ふと、外を見る

と、航路の端っこを走ってたつもりが、航路のど真ん中を走っ ている。縄稚君

、ワチッチはしてもまだコースまでは変えてくれない....  釣島水道の後半

は、結構セールも役に立っていたが、釣島を抜けると、風は、 本日の目的地

三机から吹いてくる。現在、お昼前、まだ30マイルもある。  こりゃ、やばい

ぞ。入港は暗くなってしまう。一度入った事はあるが、細かい ことは憶えてな

い。風と波が正面からなら、セールを降ろしてまっすぐ三机を目 指して明るい

うちに入らなければ!  波はそんなに高くないのだが、短い波長の波に乗っ

て時々ドスン、ドスン。 その度に艇速は0近くに落ちる。  青島の横を1400

頃通過。  途中の進行具合では、入港は1830位かなって思っていたが、ス

ロットルを 更に開け、燃費の極端に悪い回転数まで上げたら、結構5ノットキ

ープできるよ うになり、これならなんとか明るいうちに入れるか?って期待して

たが、三机入 口の灯台をかわした頃、日は暮れてしまった。  入港進路を示

すライトが煌々とこっちを照している。目がくらみ、入口の赤灯 台が見えたり

見えなかったり。  やっとの思いで港内に入るが、風は全然遮られない。以前

来た時は、魚協の前 の生け籔に留めて、次の朝嫌な顔をされた。

 まだ魚協が空いていればいいが....

 縄稚君に魚協へ何処へ留めたらいいか聞きに行ってもらうと、魚協がある

防波 堤の外の桟橋へ付けるよう言われたので、そちらへ向かう。  そこそこ

大きめの漁船が2隻止まっていたので、その風下へ付けようとするが、 高い

岸壁と時折くる強いブローに邪魔されて、うまく付けれない。  岸壁に上がれ

ないのだ。一旦漁船に乗り移り岸壁に上がる様に縄稚君に言う。  縄稚君が

漁船に上がり、漁船の舫いを引いて桟橋に移ろうとしているが、全然 漁船が

桟橋に寄らず、桟橋に飛び移れない。そのうち、船は、ブローで流されて しま

う。  結局、4回アンカーを打ち直したが、全部失敗。  漁船の風下を諦めて

、漁船の風上へ。今度は、魚釣をしていたおじさんが、舫 いを取ってくれ、一

発で成功。だが、スターンから風が吹いているので、アンカ ーが心配だ。漁船

には抱かせるなと魚協からいわれているし...  バウラインを2本取り、船を

安定させる。舫いを取ってくれたおじさんが、話 し掛けてくれるが、アンカー連

続打ち直しが効いてて、半ばうわの空。  船に降りて、アンカーラインを引き

一安心。その場にペタンと座込んで一服。  一時は、なるかとと思った。(沖

がかりか、走り続けるかも考えた)  だが、アンカーがも心配。さっき、アンカ

ーを何度も打ち直した感じでは、錨 効きは良さそうなのだが、この風じゃぁね

ぇー。  夕食は、腕を奮って作るつもりだったが、もうカップメンにしようかと、

一服 しながら思ったが、せめてご飯ぐらいは、焚こうと立ち上がり、”そうだ!

今夜 は、レトルトの中華丼にしよう!”  夕食を作りながら、TVで天気予報を

見ると、明日も今日と変らない天気の様 だ。佐田岬さえ越えてしまえば、西だ

ろうが、北だろうがドンと来いなのだが。  天気予報と疲れで少々アンニュイ

な気分だが、時々お互いを励ますように下ら ない冗談を言合うが、その後の

間が淋しい。  明日は、西海の何処かに着きたい。情報のある港も少ないの

で、早く、現地に 行かなくては、予定は0400出航。  ハリヤードが速いビー

トでマストを打ち鳴らし、リギンを通り過ぎる風は、 ヒュルルーッと空しい音を

たてる。  アンカーが抜けると、コンクリートの桟橋にバウ直撃になるので、変

な音と変 な動きには気を付けようと身体にインプットし寝る。  アンカーが抜

けたらと思うと良く寝れない。ハリヤードの音が余りにもウルサ イので、一度

起き出して直す。  こんな天気が続くのかなぁっと、ふと、不安になる。     

                小林正幸 (CASSIOPEIA5 CREW)

de JK4WOY@JR4ZSE.35.JNET4.JPN.AS e-mail coba-woy@fuchu.or.jp 

 

 

海・千夜一話物語 第250話     「四国クルーズ」 その3

 セールは、2P、ストームジブのまま。(めんどくさかった)けど、快調 に走り、

日振島北側に取りついた。日没まで余り時間が無いので、斜めに近 づきたい

気持ちをぐっとこらえ、東側からまわりこんで入る。  港内は、人気がほとん

どない、ずーっと奥まで入って、付けれる場所を探 す。  渡船の桟橋近くに人

がいたので、ここに止めてもいいですか?っと尋ねる と、明日の朝0700に

渡船が来るから、それまでならいいよとの事。  よし、ラッキー。  山に囲ま

れた港とはいえ、東は、入口で西は谷になっているので、北風は あっちから、

こっちから結構な強さで吹いてくる。  桟橋に横付け、スプリングも3本取る。

時間は、1700すぎ  今日の晩御飯は、黒豚のしょうが焼。2人で400gは、

ちょっと疲れた 身体には、納まり切らなかった。  でも、昨夜に比べれば、安

心感が全然違う!明日は、明るくなると同時に 出航予定。枕を高くして爆睡。

11月19日 0540 日振島出航。  フルメイン、ストームジブで、ランニング

。今日もサーフィングでグイグ イ進む。今日土佐清水に入れば、昨日の遅れ

は取り戻せる。1130に柏島 を通過できるかどうかがポイントだ。そんな訳で

、良く走っているけど、エ ンジンもスロットル8割ほど回している。  快調に7ノ

ットキープ。シーガルネットにもチェックイン。  瀬戸内育ちの我々にとって、こ

の辺りの景色は、外国の様な感じさえ受け る。いつか、じっくりこの辺を回り

たいと思いつつ、いつも足早に駆け抜け ている。  水もかなりきれいになって

きた。沖ノ島も見えてきた。  太平洋に出て、少し東に行くと、風も波もなくな

った。暖かくなったので オイルスキンも脱いだ。太陽も時々顔を出す。これな

ら、楽勝で土佐清水だ。  潮にも乗って快調に進み、1500すぎ、土佐清水

入港。  以前本で仕入れた情報にしたがって、奥に入るが、流れ者のヨットが

留め させてもらえるような場所は.....  一番便利のよさそうな所で、漁師

さんに”一晩留めさせてほしいのですが ....””その隣に着けたらええ”と、

とっても便利な場所に留めさせて もらいました。目の前にはガソリンスタンド、

徒歩3分で商店街。  アンカーを打ってバウ着け。波は、ほとんど無い。船を

着けたとたんドン ドン暑くなり、服を脱いでビールを飲む。  ラジオを聞きなが

ら、コックピットでゴロゴロ。ビールの旨いこと。  ホロ酔いで銭湯に行き、2日

分のあかを流す。帰りに番台のおばちゃんに 寿司屋の在りかを聞いて、寿司

屋へ。  色々食べたのだが、どれも一品のボリュームがある。普通、あん肝

なんて 小さな小鉢の3切れ位の物だが、ここではその3倍位も入っている。  

しまいには、ちょっと気持ち悪くなったほど。  それから、縄稚君の頼んだ、ブ

リの照り焼。切り身の大きさが、17cm ×8cm位もある。”ハラがちぎれそう”

としっかり全部食べた縄稚君だっ た。  町の景色に溶け込まない2人組は、

酔っ払ってゴキゲンな足取りで船に帰 る。明日、明後日と天気も良さそうだし

、明日は、オーバーナイトだし、寝 る。んー、なんて人間的な生活なんだ。  

 船も全く揺れない。星も沢山見えている。明日の朝は、冷え込むかな。    

  小林正幸                   JK4WOY MO JA4KDI