Part2 バンフとカナディアンロッキー
3日目
「ぼくの店です。大橋巨泉」日本における参院議員選挙運動の最中である。バンフの町のとあるお土産店にそんなポスターがあった。苦笑した。なるほどここが彼の店なんだろう。 5日目 |
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カナディアンロッキー観光の白眉、レイクルイーズは青緑色の摩訶不思議な色をした湖だ。この湖はビクトリア女王の娘ルイーズ王女にちなんだ名前だと言う。先住民のストニー・インディアンは「小さな魚の湖」と呼んでいた。人物名よりもこの方がマッチしていると私は思う。案内書には「宝石のような氷河湖とそこに移るビクトリア氷河はまるで一枚の絵」と書く。カメラを向けるとフレームに納まらない雄大さがあった。ちなみに、このビクトリア氷河の名前の由来は、ルイーズ王女の母親の名前から付けられている。さて、この摩訶不思議なエメラルドグリーンの色は、氷河が地表から削り取った細かい泥が湖に溶けているからだと言われている。正面に見える山はビクトリア山といい標高3464mだ。 |
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この国の動物たちは人間を恐れない。リス、エルク、カモメ、熊等々。 |
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アサバスカ氷河はコロンビア大氷原から流れ出す無数の氷河の一つである。全長6000m幅1000mのこの氷河は現在年間15〜125mの速度で移動している。氷河が移動する際、岩塊も同時に動くために岩盤表面が削り取られていく。そのため山の斜面は切立ち谷間は広がる。この作用を氷食と呼び、それによって出来た谷を氷食谷と言う。この氷河の氷舌端は年々後退している。アサバスカ氷河の氷舌端は800年前に降り積もった雪からなるが、現在は150年前よりも1.5Km後退しているそうだ。 |
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ジャスパー国立公園を流れる巨大な氷塊のアサバスカ氷河を観光客を乗せてスノーコーチ(雪上車)が約4Kmほどの氷河見物を楽しませてくれる。以前はキャタピラを装着していたが、氷河を削らないようにする為にタイヤに替えたと言う。この地点で、氷河の厚みが130mあると、信じられない事をガイドは言った。
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湖畔に咲く小さな黄色い花を手前に大きく取り入れて、バツクに山と湖を配してシヤッターを押した。いずれの湖も一様にエメラルドグリーンの美しい色に輝いていた。
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レイクルイーズ国道沿いの町に点在する宿。バックの山頂が夕日に輝く頃、河畔の宿に明かりが灯る。庭でバーベキューをするカップル。部屋に灯を入れ寛ぐ家族。近くのコンビニで買い物をして帰ってくるシニアカップルの光景も楽しそうに写る。
6日目 |
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前夜宿泊したレイクルイーズの宿へ、早朝現地係員の出迎えが来てカルガリーの空港まで送ってもらった。その沿道になる国道沿いで出会った野生のエルク。野生とは言いながらも、何故か耳に識別ナンバー札が着けられていた。管理と調査のためであろう。
しかし、車が近づいても逃げようともしないで、悠然と草を食べていた。
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スペースシャトルの緊急着陸用飛行場にも指定されているカルガリー飛行場。 |